ネットバンク(銀行)

#464「SBI証券」と同時に開設させられた「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」何が違うのか?

モッピーの「SBI証券」の開設案件の際に、「住信SBIネット銀行」の開設が必須で、同時に「SBI新生銀行」の口座も開設できるようになっていました。
「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」って何が違うの?って疑問があり調べてみました。

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「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」の違い

まず、成り立ちとして、どちらもSBIホールディングスの子会社の銀行です。
「住信SBIネット銀行」は元々、SBIホールディングスと三井住友信託銀行の共同設立の銀行でネットバンクのみのため店舗はありません。株式は上場しています。
「SBI新生銀行」は、元々店舗新生銀行として店舗があった銀行で途中でSBIホールディングスの傘下になった銀行のため店舗はありますが、傘下になったため株式は現在上場していません。
で、ついでに「NEOバンク」って何?という疑問…。
これは「住信SBIネット銀行」のブランド商品で多くの企業と提携しています。
「住信SBIネット銀行」の金融ノウハウを活用した銀行機能「BaaS(Banking as a Service)」というプラットフォームで、提携先の企業に銀行サービスを提供する商品です。

今回の発端となる、「SBI証券」×「NEOバンク」では、SBI証券に入金された現金を自動的に「ハイブリッド預金」に入金されます。これが「ハイブリッド預金」=「NEOバンク」としての機能になります。

それぞれにSBI証券で便利になる機能がある

SBI証券の開設時に同時開設を薦めるには訳がある!ってこと!
確かに便利な機能が内蔵されていました!詳しくチェックしましょう。

住信SBIネット銀行の「ハイブリッド預金」とは?

で、「住信SBIネット銀行」の「ハイブリッド預金」って何?って話です。
「住信SBIネット銀行」の中の細かく分けた財布の一つと言ったら分かりやすい。
いつも、[引落専用]とか[預金専用]とか細かく分けてればな…と思いませんか?
個人的には、引落専用通帳、貯金専用通帳で分けていますが、いちいち銀行を分けていて、振り分け自体が面倒な状況です。

画像引用元:住信SBIネット銀行公式HP

そんな痒い所に手が届く機能が「住信SBIネット銀行」の中には存在します。
「住信SBIネット銀行」を開設すると、

・代表口座(メイン口座)
・目的別口座
・SBIハイブリット預金口座

という3つの口座を利用することができます。すでに便利さが分かる!!!

画像引用元:住信SBIネット銀行公式HP

目的別口座は、図のように目的別口座が作れます!!!
勝手に自分の好きなお題が入力できるので分かりやすい!
で、その中にある「ハイブリッド預金」がSBI証券の投資専用の財布になります。

通常、証券会社で株式を購入する場合、いちいち銀行の画面に切り替わり、口座番号やパスワードなどを入力してトークンを連動して、、、というストレスがありますが、この「ハイブリッド預金」の場合はこの手間が一切ありません!
しかも他の預金とごっちゃにならないので、

「ハイブリッド預金の残高=SBI証券での買付余力」

となります。

SBI証券に直接入金した残高は自動的にこの「ハイブリッド預金」に反映されます。
SBI証券に入金=投資用のお金
と自動的に判断される、ということですね。

ここが、ポイントサイトで5万円入金でポイント還元!という条件になります。
・「SBI証券」で投資する準備ができる
・「住信SBIネット銀行」の口座も同時に増える

モッピーのポイント対象条件ではないですが、SBIホールディングスの傘下の「SBI新生銀行」も同時開設させるようにはなっています。

さらに定額自動振替を設定しておくと、毎月の積立金をハイブリッド預金に振替を忘れたときも自動振替してくれたり、信用取引での不足金や追証金も自動振替してくれます。
利確したあとも利益(損切かもしれないがw)と他の残高と合算にならないので、かなり分かりやすい機能だと思います!さすが!

SBI新生銀行の「SBI新生コネクト」とは?

ハイブリッド預金の便利さは分かってもらえたと思いますが、同じ傘下のSBI新生銀行にはハイブリット預金は無いの?って話です。
SBI新生銀行には「SBI新生コネクト」というものがあります。ハイブリッド預金のように分かれてはいませんが、「SBI新生銀行の円普通預金口座」と「SBI証券の証券総合口座」を連携させる、手数料無料の自動入出金サービスです。
わざわざ[投資用]と分ける必要がなければ、「住信SBIネット銀行」の定額自動振替の設定と同じですね。
ただ、自動入金してくれるのは投資信託の積立のみで通常の株式等には適用されないので要注意!

SBI証券と相性として「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」比較

では実際どちらの銀行のほうがSBI証券との相性がいいのか比較してみたいと思います。

住信SBIネット銀行 SBI新生銀行
口座連携
サービス名称
SBI
ハイブリッド預金
SBI
新生コネクト
SBI証券の買付余力
へ反映
SBI証券の自動入金
の対象商品
・国内株式
・国内ETF
・投資信託
・債券など
投資信託
(積立のみ)
定額自動振替
定額自動入金
定額自動振込

2025年1月23日時点

こちらの表はSBI証券との相性の内容を比較してみました。
SBI証券と相性がいいのは「住信SBIネット銀行」ですね。
・買付余力が分かる
・投資信託以外の株も買える
・定額を自動で振替・入金・振込ができる

投資信託の積立しかしない人は「SBI新生銀行」でも便利です。
機能あり過ぎると使いづらい人もいますからね。

銀行機能としての「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」比較

住信SBIネット銀行 SBI新生銀行
普通預金金利
(SBI証券との口座連携による優遇金利)
【円普通預金】
年0.10%
【ハイブリッド預金】
年0.11%
年0.11%~0.3%
プログラムと金額による
他行宛て振込手数料
無料回数
月1〜20回
スマプロランクによる
月1~10回
提携コンビニATMの
入出金手数料無料回数
月2〜20回
スマプロランクによる
月5回~無制限
ランクによる

2025年1月23日時点

どちらもランクによって振込手数料などの無料回数は変動します。
振込手数料は無料の無料回数は、「SBI新生銀行」で最大10回まで。毎月10回以上振込をする人は「住信SBIネット銀行」で最上級ランクのほうがこの表だけみるならばオトクです。
ATM手数料のほうは、「住信SBIネット銀行」は最大20回、「SBI新生銀行」は最大無制限なのでこの表だけみるならばオトクです。
どちらもランクでいろいろ条件が細かいのでどちらも一応チェックしておみましょう。

「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」のランク

「住信SBIネット銀行」のほうは、ATM無料回数と振込手数料が無料になる条件、「SBI新生銀行」のほうは、年利が優遇される条件があります。それぞれのランクプログラムの条件をチェックします。

「住信SBIネット銀行」のスマプロランク

画像引用元:住信SBIネット銀行公式HP

「住信SBIネット銀行」のスマプロランクの判定の条件は下記のとおり。

ステージ 1
条件 スマホなし
ステージ 2
条件 ・スマホアプリでログイン済み
・スマート認証NEO利用
ステージ 3
条件 ・スマホアプリでログイン済み
・スマート認証NEO利用
+下記の条件Aで3点以上クリア
条件A 詳細 点数
総額金額残高 月末300万円以上 3点
住宅ローンまたは資産形成ローン 月末残高あり 3点
※ フラット35(買取型)の場合 月内取引あり
ロボアドバイザー資産運用残 月末100万円以上 3点
外貨預金 月末残高あり 1点
仕組預金 月末残高あり 1点
SBIハイブリッド預金 月末残高あり 1点
スポーツくじ購入または公営競技入金 月内合計2万円以上 1点
純金積立 月末時点で残高あり 1点
給与・賞与・年金受取 月内に入金あり 1点
目的・不動産担保ローン 月末残高あり 1点
カードローン月末残高あり 50万円以上 1点
ミライノデビット月末確定金額 1万円以上 1点
3万円以上 2点
当社口座から「JAL Pay」への口座振替による円貸チャージ月内合計金額 1万円以上 1点
3万円以上 2点
ミライノカード(JCB)一般引落口座を当社スマートプログラム対象支店に設定 + 当社確定(翌月引落)金額 1万円以上   1点
5万円以上 2点
ステージ④
条件 ・スマホアプリでログイン済み
・スマート認証NEO利用
+下記条件Bのいずれかに該当
条件B
外貨預金+仕組預金 月末合計500万円以上

外貨預金+仕組預金
月末合計300万円以上
住宅ローンまたは資産形成ローン 月末残高あり
※ フラット35(買取型)の場合 月内取引あり
プラチナデビットカード(Mastercard)の契約
ミライノカード Travelers Gold(Mastercard)の契約
ミライノカードPLATINUM(JCB)またはミライノカードGOLD(JCB)の契約
+
引落口座として当社プログラム対象支店を指定

2025年1月24日時点

ステージ3・4の条件になってくると面倒で細かいです。残高関係は毎月末に判定されるので要注意ですね。

で、ステージごとの無料回数をチェックしましょう。

ATM無料回数 振込無料回数
ステージ1 2回/月 1回/月
ステージ2 5回/月 5回/月
ステージ3 10回/月 10回/月
ステージ4 20回/月 20回/月
※ 住信SBIネット銀行および三井住友信託銀行の口座あての振込手数料は無制限で無料です。
※ スマートプログラム対象支店以外をご利用の場合、ご利用のサービスに応じて無料回数特典等が異なります。

2025年1月24日時点

月5回のATM手数料無料なら無理やりステージ3にする必要ないかな、という印象。
ま、これは人によると思うので参考までに。

「SBI新生銀行」のステップアッププログラム

画像引用元:SBI新生銀行公式HP

「SBI新生銀行」のランクが決まる、ステップアッププログラムの詳細は下記のとおり。

スタンダード シルバー ゴールド プラチナ ダイヤモンド
SBI証券の
口座振替契約
登録のみ
SBI新生コネクト設定 設定のみ
U28Zero世代 口座開設のみ
A.預入総資産の年間判定残高 100万円
以上
500万円
以上
2千万円
以上
B.当行所定の投資商品の年間判定残高 10万円
以上
100万円
以上
300万円
以上
2千万円
以上
A.預入総資産の年間判定残高と、B.当行所定の投資商品の年間判定残高 預入総資産
100万 500万
以上かつ、所定の投資商品
10万円以上
住宅ローン残高 12月末時点であり
住宅ローン契約 新規契約
C.対象商品の取引金額 10万円
以上
1千万円
以上
ラグジュアリーカード利用 1回以上
給与振込利用 1回以上
口座自動引落利用 6回以上

2025年1月23日時点

とごちゃごちゃ細かいですが、↓こんな記載が!!!

SBI新生銀行でSBI証券との口座振替のご登録があれば、円普通預金の金利年0.30%(税引前・ダイヤモンドステージ)!

今回の判定条件拡大により、SBI証券口座をお持ちのお客さまなら、どなたでも簡単に、ダイヤモンドステージにステージアップすることができるようになりました!SBI証券連携サービスを他社で利用しながらでも、SBI新生銀行で口座振替契約があればダイヤモンドにステージアップ!SBI新生銀行の円普通預金の金利年0.30%(税引後 年0.2390%・ダイヤモンドステージ)が適用されます。

  • 判定は毎月行います。月末の時点で口座振替契約が完了していると、翌々月からダイヤモンドステージにステージアップします。

SBI新生銀行公式HPより抜粋(2025年1月23日)

SBI証券を開設していれば最上級ランクなので楽ちんでございます。
「SBI新生銀行」のステップアッププログラムの詳細は【公式HP】で最新版を確認してください。

で、手数料の優遇は下記のとおり。

ATM無料回数 振込無料回数
スタンダード 5回/月
(預金は無制限無料)
1回/月
シルバー 無制限/月
3回/月
ゴールド 5回/月
プラチナ 10回/月
ダイヤモンド

で、さらに細かく分かれるのでそれぞれチェック!

対象銀行 預金 出金
セブン銀行
無料 無料
ローソン銀行 無料 無料
e-net 無料 無料
イオン銀行 無料 無料
PatSat 無料 無料
ビューアルッテ 取扱いなし 無料
ゆうちょ銀行 無料 税込110円
全都市銀行 取扱いなし 税込110円
三菱UFJ信託銀行 取扱いなし 税込110円
三井住友信託銀行 取扱いなし 税込110円
 
スタンダード 無制限/月
月5回無料
以降税込110円
シルバー 無制限/月
ゴールド
プラチナ
ダイヤモンド

2025年1月23日時点

分かりにくいですが、[無料]の部分はスタンダードの人だけ月5回までね!って覚えましょう!あくまでも出金のときだけ有料になります。預金のときは誰でも無制限で無料です。

まとめ

今回はモッピーのSBI証券開設の案件で出てきた、「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」の比較をしてみました。結論として、

・SBI証券を利用するには「住信SBIネット銀行」
(機能がたくさんある)
・普通の銀行として便利に使いたいなら「SBI新生銀行」
(店舗あり、SBI証券開設で最高ランクで優遇)

といった印象です。
機能も人それぞれだと思うので参考にしてみてください。

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