今回は、ついに実装したセブンイレブンアプリ×PayPay(ペイペイ)連携について深堀します。
今回は、そのセブンイレブンアプリとPayPay(ペイペイ)連携によるメリットとセブンイレブンアプリの変更点、具体的な連携方法やPayPay(ペイペイ)バーコードについて解説します。
nanaco(ナナコ)のiPhoneアプリの記事は↓
幻となった「セブンPay」からの復活
セブンイレブンは、2019年7月に独自のコード決済サービス「7pay(セブンペイ)」をリリースしましたが、セキュリティ対策に問題ありで不正利用事件が発生して話題になりました。わずか2カ月の短命の歴史が記憶に新しいですが、約1年の沈黙を破って今回の復活劇が誕生した感じですかね。
高額なキャンペーン資金を使って急成長したPayPay(ペイペイ)、ZホールディングスとLINEが合併したことで、将来的にPayPay(ペイペイ)とLINE Payが1つになるのかなぁ…。NTTドコモとメルカリの連携による「d払い」×「メルペイ」の市場もかなり大きい状態です。
この巨大2陣営にセブンイレブンが単独でQRコード決済事業を成立させるのはかなり至難の業なのでセブンイレブンがPayPay(ペイペイ)側に付いたといった流れかもしれません。
セブンイレブンアプリで「PayPay」が使える意味
そして、現在「セブンイレブンアプリ」に「PayPay(ペイペイ)」を搭載しました。セブンイレブンアプリのトップにPayPay(ペイペイ)ボタンが表示されるようになって、セブンイレブンでPayPay(ペイペイ)が利用できるようになりました。
え?今まで通りPayPay(ペイペイ)使えばいいじゃん!
わざわざ「セブンイレブンアプリ」経由すんの面倒じゃん!
確かに…。でもこれにはもちろん意味があります!
「セブンイレブンアプリ」のバーコードをお会計の前に表示してスキャンしてもらうと200円ごとに「セブンマイル」がもらえます。よくあるポイントカードのようなものです。あと、セブンイレブン会員コードの提示で受け取れるバッジ(景品が当たる抽選キャンペーンに参加できる)ももらえます。
セブンイレブンのバッチとは?
セブンイレブンアプリのサービスで、おにぎりバッジなどたくさんの種類があります。買い物やサービスの利用で点数がカウントされ、銅→銀→金→プラチナとランクアップします。ホーム画面の左上のをタッチ→バッジ一覧をタッチして確認できます。
通常だと、
- 「セブンイレブンアプリ」でバーコード表示させて
「セブンマイル」や「バッチ」をもらう - 「PayPay」でバーコード表示させて決済する
という2工程が必要でしたが、今回の連携で「セブンイレブンアプリ」だけ立ち上げて
「セブンイレブンアプリ」でバーコード表示しなくても、「セブンイレブンアプリ」のPayPay(ペイペイ)で決済すれば自動的に「セブンマイル」GETと「PayPay決済(ペイペイボーナスも同時)」が完了します。
「セブンイレブンアプリ」でバーコード表示させる手間がなくなって便利でしょ?
って話ですね。
セブンイレブンアプリ内の「PayPay」はセブンイレブンでしか使えない
セブンイレブンアプリ内のPayPay(ペイペイ)機能は、全国のセブンイレブン店舗だけが対象で、普通のPayPay(ペイペイ)のようにPayPay加盟店でセブンイレブンアプリのPayPay(ペイペイ)画面で決済はできません。セブンイレブンアプリ内のPayPay(ペイペイ)はセブンイレブンでしか使えません。
※表は横にスライドできます。
アプリ | PayPay | 「セブンイレブンアプリ」 内のPayPay機能 |
決済可能 な店舗 |
PayPay 加盟店 |
セブンイレブン 店舗のみ |
支払方法 | ・PayPay残高 ・クレジットカード |
・PayPay残高 ・クレジットカード |
PayPay残高 への チャージ方法 |
・銀行口座 ・セブン銀行ATM ・ヤフオク!とPayPayフリマ売上金 ・ヤフーカード ・ソフトバンクまとめて支払い ・ワイモバイルまとめて支払い |
・セブン銀行ATM ・PayPayアプリで登録済みのチャージ方法 |
セブンイレブンアプリアプリだけで、
- セブンマイルGET
(200円ごと1マイル) - PayPay決済
(200円ごとPayPayボーナス1pt)
が同時に獲得できるようになります。
利用するにはPayPay(ペイペイ)のIDをセブンイレブンアプリ上で連携させないといけません。
PayPayがない場合のチャージ方法
アプリと支払方法の登録やチャージ方法の登録には、PayPay(ペイペイ)アプリがないと連携できないので、PayPayアプリが未登録の場合は、セブンイレブンアプリ内のPayPay機能へのチャージは、セブン銀行ATMからしかできません。
セブンイレブンアプリとPayPay(ペイペイ)の連携方法
では、セブンイレブンアプリでPayPay(ペイペイ)決済したい場合の登録方法です。
- PayPayをスマホにインストール&設定
- セブンイレブンアプリをスマホにインストール&設定
(下に詳しく説明あり) - PayPayとセブンイレブンアプリを連携する
画面の案内どおりに進めばいいので簡単ですよ。
セブンイレブンアプリの登録方法
セブンイレブンアプリを利用する際には、「7iD(セブンアイディ)」の会員登録が必要です。初めて登録する場合と「7iD」に登録済みの場合を紹介しておきます。
【初めて会員登録する場合】
- セブンイレブンアプリの[はじめての方はこちら新規会員登録]をタップ
- [会員登録]をタップ
- 7 iD(メールアドレス)と9文字以上のパスワードを入力
- 規約に同意して[次へ]をタップ
- 性別や生年月日などを入力し[登録する]をタップ
- 会員登録が完了し[はじめる]をタップ
【7 iDに登録済みの場合】
- パスワードの再設定を行い[パスワード再設定が完了された方はこちら]をタップ
- 7iD(メールアドレス)とパスワードを入力し[ログイン]をタップ
- 規約に同意し[次へ]とタップ
※nanacoを登録している場合は自動的にアプリに紐づけられます - [はじめる]をタップ
いざ!決済!PayPay(ペイペイ)のバーコードを表示させる方法
セブンイレブンアプリ内でPayPay(ペイペイ)のバーコードを表示させる方法は、「PayPayロゴ&支払う」のアイコンをタップすると、セブンイレブン用のバーコード表示されます。
そのままレジでバーコードをみせて決済がおわります。
エラー表示が出た場合の対処法
いざ決済をしようとしたときに
「機能を表示できませんでした。
システムに問題があるため、
機能を表示できませんでした。」
というエラーが表示がされた場合はWi-FiをOFFにしましょう。最近は他のアプリやサイトの一部でも、コンビニのWi-Fiを拾ったばっかりに不具合が起きることがあるので注意しましょう。
そもそもセブンイレブンアプリとは
そもそも「セブンイレブンアプリ」とはなんぞや?という話から。2018年6月にスタートした「セブンイレブンアプリ」は、セブンイレブンでの買い物でお得に楽しく利用できるアプリです。セブンイレブンアプリを利用することでいろんなサービスを利用することができます。アプリの利用は無料で、アプリの右上のベルのマークから新しいクーポンやキャンペーン情報を確認できます。セブンイレブンアプリの主な機能を確認しておきましょう。
※表は横にスライドできます。
機能 | 詳細 |
バッジ | 買い物やサービス利用で 「銅→銀→金→プラチナ」の ランクアップ制度 |
クーポン | クーポンの獲得や使用が可能 |
キャンペーン | 条件クリアによる景品獲得 や抽選に参加 |
セブンマイル | 買い物でためたマイル を特典と交換 |
nanaco残高 ポイント確認 |
・nanacoの残高 ・ポイント確認 |
無料Wi-Fi サービス |
セブンスポットを回数無制限で利用 ※アプリなしの場合は 1日に1時間×3回までの回数制限 |
セブンイレブンアプリにPayPay(ペイペイ)機能追加で変わること
では実際にセブンイレブンアプリとPayPay(ペイペイ)が連携することでどんなことができるようになるのか紹介します。
セブンイレブンアプリでPayPay(ペイペイ)決済ができる
paypay(ペイペイ)のバーコードが表示でき、このバーコード提示によって、PayPay(ペイペイ)でできる支払いを行えるようになります。元々、セブンイレブンでPayPay(ペイペイ)決済ができましたが、連携させることで、いちいちpaypay(ペイペイ)とセブンイレブンアプリの2つのアプリを起動する手間がなくなるわけですね。
セブンマイルとPayPay(ペイペイ)ポイントが同時に貯まる
セブンイレブンアプリではバーコード提示でセブンマイル(還元率0.5%)のポイント還元がありますが、PayPay(ペイペイ)が連携されると、セブンマイルとPayPay(ペイペイ)ポイントも同時に獲得できます。また、その場合、PayPay(ペイペイ)の通常支払い時に発生する還元が最大1.5%なので、セブンマイルと合わせて最大合計2%の還元が獲得できるようになります。
支払いはPayPay(ペイペイ)残高の他、登録しているクレカが選択可能
セブンアプリに表示されるPayPay(ペイペイ)のバーコードを使用して選択できる支払方法は下記の2とおりです。
- PayPay残高での支払い
- PayPayに登録しているクレジットカードでの支払い
セブンアプリからPayPay(ペイペイ)へのチャージも可能
セブンイレブンアプリからPayPay(ペイペイ)残高にチャージをする場合は、セブン銀行ATMからの現金チャージしかできません。PayPay(ペイペイ)インストール済みの場合は、通常のクレジットカード・銀行・ソフトバンクまとめて支払いなどが利用できます。
現状セブンイレブンで利用できるキャッシュレス決済
セブンイレブンの店頭で利用可能なキャッシュレス決済は、以下になります。
【バーコード・QRコード決済】 | ||
LINE Pay | PayPay | メルペイ |
au PAY | 楽天ペイ | d払い |
ゆうちょPay | ALIPAY | WeChat Pay |
【クレジットカード・ブランドプリペイド・ブランドデビット】 | ||
VISA | Mastercard | American Express |
Diners Club | JCB | セブンカード |
UCカード | UnionPay (銀聯カード) |
DISCOVER |
クラブ・オン/ミレニアムカード セゾン |
【電子マネー】 | ||
nanaco | Kitaca | Suica |
ICOCA | SUGOCA | PASMO |
TOICA | nimoca | はやかけん |
manaca |
【その他】 | ||
楽天Edy | iD | QUICPay |
QUOカード | セブン&アイ共通商品券 |
まとめ
今回は、セブンイレブンアプリ×PayPay(ペイペイ)の連携方法をまとめてみました。
普段からPayPay(ペイペイ)を利用している人にとっては、今後セブンイレブンでセブンアプリを開くだけで手間が省けるといえば省けますが、個人的には、すんごい「メリット!」といえる感じではないですが、キャンペーンのときは使いましたね。
ていうか、nanaco(ナナコ)どこいったんだよーーー!が強いです。まぁ、セブンイレブンアプリはPayPayの利用層を獲得できて、PayPay(ペイペイ)側セブンイレブンアプリユーザーが獲得できるという流れでみると、双方にとっては顧客獲得のメリットなのかな?という印象ですね。