「貯金がなかなかできない」「貯金が楽しい実感がない!」という方に今回はfinbee(フィンビー)というアプリを紹介します。
なかなかなかなか貯金って挫折しますよね…?そんな貯金できなくて困っている人におすすめなのがfinbee(フィンビー)。finbee(フィンビー)は自動貯金アプリで自分で決めたルールで自動で貯金されるので、貯金が楽しくなる実感が感じられるかもしれません。
finbee(フィンビー)とは?
画像引用元:finbee公式HP
finbee(フィンビー)は、株式会社ネストエッグが運営する金融とテクノロジーを掛け合わせたFintecという分野で、銀行口座と連動した自動貯金サービスです。
堅苦しい文面ですが、内容は面白く、自分で設定したルールで自動的に銀行口座に貯金ができるシステムです。例えば、会社に出勤したら100円貯金、1日1,000歩歩いたら100円などルールをクリアしてお金を貯めることができます。これなら毎日コツコツと貯めることができるので貯金が苦手という人には味方になってくれそうです。
貯め方は簡単で、finbee(フィンビー)が提携している銀行口座を連携して、目標貯金額・ルールを設定すると、自動で貯金用口座に移動されます。お金は連携した銀行の貯金用口座に貯金されます。
最近見かける「推し貯金」という言葉がありますが、「好きな芸能人をテレビでみたら100円」とか「好きな芸能人がツイートしたら100円」とかその時の感情もメモ書きして、メモに小銭を包んで瓶に入れるというものです。ここまでの手間をかけることはできませんがfinbee(フィンビー)はこの内容をアプリにした!+自動で貯金とい機能があります。
さらに、貯金額にたいしてポイント還元もあります!他にも、欲しい物リスト作成、シェア貯金などの機能が搭載されています。
運営元のネストエッグはベンチャー企業ですが、SBIグループや三菱グループ、SMBCグループなど大手から出資を受け今後期待されている企業の一つで、finbee(フィンビー)の貯金総額200億円を突破しています。(2021年3月)利用しているのはミレニアル世代がメインで特に20代女性に人気のようです。
無理をしない貯金ができるので、継続して貯金ができ、気づいたら貯金が貯まっている…という使えそう♪なアプリです。
finbee(フィンビー)に連携できる金融機関
デメリットと言えるかもしれませんが、2021年5月現在でfinbee(フィンビー)に連携できる金融機関は次の通りでかなり少なめです。
- 住信SBIネット銀行
- みずほ銀行
- 千葉銀行
- 北洋銀行
- 第四北越銀行
- 伊予銀行
- 百五銀行
- 中国銀行
- 東邦銀行
- 武蔵野銀行
- 富山第一銀行
大手銀行はみずほ銀行のみ、ネット銀行は住信SBIネット銀行だけです。これから増やしていようですが、少なすぎます…。
「どの銀行の口座も持ってないわ!」という方も多そうなので、口座を作るところからスタートになると手間がかかってハードル高めですね…2重苦…。
finbee(フィンビー)をこれから始める人には、地方在住でも関係なく利用できる住信SBIネット銀行が一番便利かなという感じですね。
口座を連携したくない・連携できる口座がない場合は?
finbee(フィンビー)に連携できる銀行口座を持っていない人でも「おためし貯金」が利用できます。「自動で貯金される」以外の機能がすべて使えるので、口座を連携するのに抵抗がある人や、連携できる口座がない人はまずどんなものかお試し利用ができます。当たり前ですが、おためし貯金は銀行口座を連携していないので貯金は手動になります。
finbee(フィンビー)は無料で使える
finbee(フィンビー)の利用料はダウンロードも月額も無料です。ランニングコストがかかりませんがスマホじゃないと利用できません。スマホと連携口座があれば誰でもすぐに始めることができます。
finbee(フィンビー)の機能
では、実際に使えるfinbee(フィンビー)の機能をみていきましょう。
ゴール設定
貯金をするなら目的があったほうがモチベーションが上がります。finbee(フィンビー)では最初に貯金の目的を設定します。その目的は複数設定できるので便利です。「旅行代金も貯めたい!」「両親のプレゼント代も貯めたい!」など同時進行でお金が必要な場合は目的を分けて設定します。分けて貯めることで、ごちゃごちゃにならずに優先順位も分かりやすくなります。目的が複数でも銀行口座は1つでいいのでfinbee(フィンビー)だけで管理できます。貯金が苦手な人は、少ない金額で始めれば達成感を味わえますよ。
ルール設定
finbee(フィンビー)では、設定した歩数をクリアすると貯金できる「歩数貯金」や、設定した場所にチェックインすると貯金できる「チェックイン貯金」など、自由にルールを設定することができます。他にも、毎日自動で貯金する「つみたて貯金」もあり、自身のライフスタイルに合わせたルールを設定できるので、自然と貯金ができる仕組みになっています。詳しくは後述します。
シェア貯金
finbee(フィンビー)では複数人で貯金ができるシェア貯金という機能があり、家族や友人と一緒に貯金することもできます。「家族旅行貯金」や「結婚資金貯金」など協力して貯めることも可能です。一人では諦めそうな貯金も複数人で貯めれば楽しく早く貯めることもできます。各参加者がどの程度貯金しているかがわかるようになっているため、目標額達成に向けてお互いに励まし合いながら貯金することができます。
キープ機能
finbee(フィンビー)にはキープ機能があります。「今すぐには貯金を始めない目標」を貯めておける機能です。これは欲しい物が掲載されているサイトを管理できる機能です。
今すぐ貯金を始める訳ではないけれど、「いつか欲しい!」「いつかやりたい!」という目標をキープできキープに追加した目標から貯金を始められます。この機能を使えばいろんなサイトを行き来するする手間がなくなります。
ウィッシュリスト
finbee(フィンビー)は貯金目的を達成した際に購入したい商品をAmazonから選びクリップできる機能です。これを買う!という目的がハッキリより明確になるので、貯金へのモチベーションを維持できます。買いたいものが明確な場合は、Amazonと連携して欲しい商品をAmazonから選択しウィッシュリストに追加することができます。
ポイント還元
finbee(フィンビー)は貯金総額に対して毎月ポイントが貰えます。当月分の貯金総額の0.1%分のポイントが付与され、ポイントはAmazonギフト券と交換ができます。もし、1ヶ月で1万円貯めたら10ポイント貯まる計算です。銀行の普通預金の金利は0.1%未満のところが多いので、そう考えると魅力的な数字です。貯金が貯まる上に、ポイントが貰えて
ダブルで嬉しいサービスです。ポイント付与日は翌月1日で、上限は100ポイント/月です。
利息ももらえる
finbee(フィンビー)を利用しても銀行の利息は貰えます。貯金先口座の残高に対して利息がつきますが、finbee(フィンビー)上には反映されません。
一括管理が可能
finbee(フィンビー)には「キープ機能」が備わっています。そのため、ECサイトなどで気になった商品はいったんキープして一括で管理しておくことにより、後になってECサイト
の該当ページに戻る必要もなくなります。また、キープしていた商品を手に入れたいと思い立った時には、すぐに貯金を開始することができます。
貯金意欲が高まる
finbee(フィンビー)では、貯金の目的を設定し、その目的ごとに貯金目標額と期限を決めることができます。そのため、目的達成に向けて貯金をしようという意欲が高くなります。たとえば、「温泉旅行に5万円」「新しい家電に10万円」といったように、目的ごとに目標額を決めて着実に貯金することができます。
finbee(フィンビー)のルール設定の種類
finbee(フィンビー)は「いつ」「いくら」貯金するかというルールを設定します。ルールの種類は以下のとおりで複数を組み合わせることもできます。
つみたて貯金 | 毎日 ・毎週・毎月のタイミングで好きな金額を自動的に貯金 |
クエスト貯金 | finbeeから毎日届くお題をクリアすると貯金できるゲーム感覚貯金 |
歩数貯金 | 「100歩ごとに100円」など設定した歩数に応じて貯金 ※歩数貯金はGoogleFitと連携して、自動で計算してくれる。 |
マイルール貯金 | 自分で決めたルールを守れたら貯金 |
カードでおつり貯金 | デビットorクレジットカードで支払ったおつりに相当する金額を貯金 |
チェックイン貯金 | 登録スポットにチェックイン場所に行ったら貯金 |
貯金が好きな人はどんどんクリアできるルール、苦手な人は少しずつ貯金できるルールなど自由に決めることができます。強制的に貯金がされるので貯金ができないというズボラ
な人でも貯金ができます。とくにクエスト貯金はゲーム感覚で貯金ができるので楽しみながら貯金ができそうです。
finbee(フィンビー)はモチベーションをキープできる機能がたくさん揃っている
finbee(フィンビー)にはさらに、モチベーションをキープできる細やかな機能が搭載されているのでチェックしておきましょう。
貯金の目的の画像が設定できる
finbee(フィンビー)は貯金の目的を決めるときにカバー画像を選べます。デフォルトの画像もありますが、自分のスマホの画像を設定することもできるの貯金の目的の画像にしておけば貯金しているテンションがキープできそうです。複数の貯金の設定ができるので、ごちゃごちゃにならずに便利な機能です。
ゴール日と金額が設定できる
finbee(フィンビー)ではコンサートやイベントや旅行など、事前に日にちが決まっているものに関する貯金はゴールの日付を設定して貯金ができます。
「あと何日で楽しいイベントが~♪」とカウントダウンもできるのでテンションが上がりそうですね。この場合は「つみたて貯金」が相性がいいです。
貯金した理由やそのときの気持ちが残せる!
finbee(フィンビー)には貯金の際にメモを残すことができます!メモはタイムラインに表示され、あとから見返すことができます。その時の感情を振り返りながら達成日を迎えるこができたり、途中で挫折しそうなときの励ましになることもありそうです。
今いくら貯まっているのかすぐにわかる!
貯金目標ごとにいくら溜まっているのかがひとめでわかります。
貯金箱などに入れていると一体いくら入っているのか数えるのが面倒ですが、数字で見ると貯まっている実感がしやすいので、貯金のモチベーションをキープできそうです。
ゲーム感覚で貯まる!
finbee(フィンビー)のマイルール貯金は、自分で決めたマイルールとふりかえり間隔を設定するとふりかえりのプッシュ通知が届きます。マイルールが達成されているか確認して「はい」「いいえ」で選択。「はい」を選択すると貯金になります!
ルールがたくさんある、イレギュラーなルールの場合は、ワンタップ貯金がおすすめです。最初に貯金設定をしなくても、好きなタイミングで好きな金額を貯金できます。
例えば、「遅刻した日に貯金」とか「怠けた日に貯金」など突発的なルールならワンタップ貯金で対応できます。逆に「うれしい事があった日に貯金」などに設定してメモ機能と一緒に使えば、日々の小さな幸せを見つけることができ日記感覚で貯金ができて楽しそうです。
finbee(フィンビー)の利用方法を解説
画像引用元:finbee公式HP
finbee(フィンビー)の利用方法は簡単でわずか5ステップです。スマホと対応銀行の口座があれば誰でもすぐに利用できます。「finbee」で貯金が目標額に達するまでの流れは次の通りです。
- アプリをダウンロードまずは、finbeeのアプリをダウンロードします。
アプリの利用は無料で会員登録も簡単です。 - 銀行口座と連携連携する銀行口座を選び連携。
- 貯金目的と貯金ルールを設定何のための貯金、目標金額やルールを設定。
- 貯金スタート貯金のできる金額は②で連携した銀行口座の残高から移動します。
設定したルールをクリアすると自動で貯金用の口座に残高が移動します。 - 貯まった貯金を使う設定した貯金目標額を達成すると銀行によって手順が違います。
【みずほ銀行・富山第一銀行以外の金融機関をご利用の場合】
貯金を引き出す場合は、連携口座へ一度貯金を戻して引き出しします。
■ 達成した目的を引き出す場合
- 貯金を引き出したい目的をタップ
- 連携口座に貯金を移す
■ 貯金途中の目的を引き出す場合
- 貯金を引き出したい目的をタップ
- 画面右上「…」
- 貯金を取り崩す
- 取り崩したい金額を入力
- テンキー右下の「完了」
- 取り崩す
みずほ銀行・富山第一銀行の場合は【ココ】から詳細確認をしてください。
finbee(フィンビー)のメリット
finbee(フィンビー)のメリットをまとめてみました。
- ズボラの人でも貯められる
- 家族やカップルで協力してシェア貯金が可能
- finbee(フィンビー)のポイントが貯まる
- 自由に目的別に貯金を設定できる
- 貯金ルールが設定できる
- 欲しいものはキープ機能で管理
- 利息も当然もらえます
- 貯金意欲が高まる
finbee(フィンビー)は操作が簡単なので淡々と貯めることができることができます。そして貯金ができない人の要因を突き詰めた「貯金し続ける工夫」モチベーションをキープしてくれる機能がたくさん揃っています。「何のために=画像」「わすれない=プッシュ機能」「あきらめそう=メモタイムライン・シェア貯金」など、さらにはポイントまでもらえます。ここまでして貯金できないとなると諦めたほうがいいかも?という内容が揃っています。
finbee(フィンビー)のデメリット
finbee(フィンビー)のデメリットをまとめてみました。
- 提携銀行が少ない
- スマホがないと利用できない
- 家計簿アプリに対応していない
とにかく、連携できる銀行が少なすぎるので「増やして欲しい」の一言ですね。ネット銀行との相性がよさそうなのでぜひPayPay銀行やセブン銀行などと連携して欲しい!
あとはスマホを持っていないと使えません。パソコンでの利用ができないので注意してください。あと、以前は、家計簿アプリ「Zaim」と連携しておつりや空き枠を貯金できましたが2019年で終了してしまいました。
finbee(フィンビー)の危険性
finbee(フィンビー)はお金を扱うアプリなので危険性を気にする人も多いかと思います。ネット関連のトラブルはゼロではないので心配ですよね。finbee(フィンビー)を利用する上で必要なのは口座番号だけです。口座番号を最悪知られてしまったとしても口座に何かすることはできません。finbee(フィンビー)のセキュリティも厳重に管理されています。
以下、公式サイトのセキュリティへの取り組みを抜粋しておきます。
金融機関との通信はすべて暗号化しており、第三者が盗み見ることはできません。また、システムはFISC安全対策基準に適合したAmazon Web
Servicesを利用しております。データには厳格なアクセス制御が施され、インターネットから隔離されたセグメントにて全て暗号化して保存して
います。データや情報資産へのアクセスについては制限を設け、大手金融機関のシステム構築経験のあるメンバーらによって構築された情報セキ
ュリティマネジメントシステムのもと管理、運用を行っております。弊社の情報セキュリティマネジメントシステムはISO27001(ISO/IEC 27001:2013)
の認証を取得しており、国際標準規格に則った管理体制であることが第三者機関によっても認証されております。
しっかりと暗号化されていて、第三者から見られることはないとはなさそうなので安心ですね。
finbee(フィンビー)の法的な問題
finbee(フィンビー)は、アプリに連携した銀行口座から貯金用口座に自動でお金が移動する仕組みになっています。現金以外の方法で資金を移動する取引を「為替取引」といいます。為替取引は、基本的には銀行のみが取り扱える取引です。銀行以外の会社がある銀行口座から別の銀行口座に資金を送金するサービスを運営する場、2つの方法があります。
- 資金移動業の登録をして自ら為替取引をできるようにする
- 電子決済代行業の登録をして銀行系API(残高照会をして入出金履歴をアプリに取り込むなど)を利用する
電子決済等代行業は、決済指図伝達事業者(PISP)と、口座情報利用事業者(AISP)の2つに分類されます。
決済指図伝達事業者 (PISP) |
APIを通じてユーザーの銀行口座に対して送金指示等ができる |
口座情報利用事業者 (AISP) |
APIを利用することができる |
電子決済等代行業をする事業者は、内閣総理大臣の登録が必要です。
finbee(フィンビー)は、ユーザーからの委託で、ユーザーの口座の資金を貯金用口座に移動させる為替取引をする指図を銀行に指示する内容なので、電子決済等代行業にあたります。正確に言えば、為替取引の主体はあくまでも銀行で、電子決済代行業者は銀行系APIを通じて口座間振替をしていることになります。電子決済代行業者は令和3年2月24日現在で91社が登録されていて、銀行のAPIを使うことを前提とした登録であるため、安全にAPIにアクセスることができるシステムや社内態勢を整えた会社じゃないと登録申請を進めることは困難です。
finbee(フィンビー)を運営するネストエッグ社は、2018年に登録済ですが、資金移動が伴う事業の場合は、この以外に資金決済法上の「資金移動業」なども検討しないといけない法規制があるので注意が必要です。
finbee(フィンビー)と他の貯金アプリと比較
finbee(フィンビー)以外にも貯金アプリはたくさんがありますが、他と比べてfinbee(フィンビー)にしかない特徴は「ポイントが貯まる」という点です。
ポイントが貯まる貯金アプリは国内ではfinbee(フィンビー)のみ。これは大きなメリットですがお金が絡むアプリのお得な特典はコロコロ改悪するのでもらえるうちにもらっておいたほうがお得です。Kyash(キャッシュ)なんかがいい例で、広まったら全然お得じゃない内容に改悪されています…( ;∀;)
まとめ
finbee(フィンビー)は「貯金=挫折」を打ち破ってくれる便利アプリでした!毎日楽しく貯金ができる素晴らしいサービスです。
さらにポイント還元や利息もちゃんともらえるのでできるだけ金額は大きいほうがお得に使えます。仲間や恋人とも一緒に貯金できるので孤独にならず励まし合い楽しみながらお金を貯めることもできます。「塵も積もれば山となる」を目指しゆる~く楽しく続ければ目的達成できそうです。今まで貯金が続かなかったユーザーに是非オススメです!
気になった方は一度使ってみてください。