プリペイドカード

#172【比較】キャッシュレス決済の種類③プリペイドカードとは?クレジットカードやデビットカードとの違いは?

 

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プリペイドカードとは

プリペイドカードには、「使い切り型」と「チャージ型」の2つのタイプがあります。

「使い切り型」のプリペイドカードは、コンビニで使える「QUOカード」や書店で使える「図書カード」など、〇〇〇円分!と使える金額が決められているカードで、使い切ったら捨てるタイプです。

「チャージ型」は、自分で発行したカードにチャージ(入金)をして使用します。残高がなくなっても新たにチャージして繰り返し利用できます。チャージの方法は、カードの種類によって違いますが、専用機やコンビニのレジで現金を支払う方法や、銀行口座からチャージする方法などいろいろあります。

今回深堀りするのは「チャージ型」の方で、カードにプリペイドと記載してある先払い式のプラスチックカードです。国際ブランドが記載されていますが、通信のために国際ブランドのシステムを借りているだけです。このカードを利用するには、発行元のカード(もしくはアプリ)に現金を先入金しておきます。ここに残高がないと利用できません。店舗などで利用すると、瞬時に残高が減ります。残高を把握して使わなくてはいけません。先入金のため審査が不要なので未成年やクレジットカードが発行できない人でも持つことができます。対象年齢が一番低く、小学生や中学生も持つことができるものがあります。中には年齢制限自体ないものもあります。

※表は横にスライドできます。

種別 プリペイド
形態 プラスチックカード
支払形式 プリペイド
(先払い)
内容 プリペイドと記載のプラスチックカード
通信のために国際ブランドが記載
限度額 チャージ金額内
利用ポイント カード会社による
審査の有無 【不要】
年齢制限 ・年齢条件がない場合あり
・中校生以上が多め
使い方 店頭 専用のネットワーク回線や
カードリーダーにカードを通す
ネット 決済画面のカード番号やセキュリテ
ィ番号や本人確認番号を入力する
国際
ブランド
VISA
JCB
MASTER CARD
商品名 ・VISAプリペイド
・Mastercardプリペイド
・dカード プリペイド
・au WALLET
・ソフトバンクカード

 

発行元は、国際ブランドやキャリア系・銀行系など多種に渡りますが、おのずと内容もそれぞれ違います。

  • チャージ金額の上限
  • 利用金額の上限(回/週/月)
  • 年齢制限
  • チャージ方法
  • 利用ポイント

 

などなど、細かい条件がそれぞれ違うので、自分で使いやすい内容のものが選べます。
デメリットとしては、不正利用などのセキュリティ面の補償はあまり手厚くないので、自己管理はきちんとしておきましょう。
店頭でのプリペイドカードの使い方は、「クレジットカード1回で」と使えます。ここはデビットカードと同じ使い方になります。ネットでも、クレジットカードと同じように決済画面にカード番号なんどを入力するだけです。

 

メリット
  • 使い過ぎの心配がない
  • 未成年でも発行できる
  • チャージ方法が豊富
  • ネット回線不要
デメリット
  • 発行まで時間と手間がかかる
  • チャージや暗証番号が手間
  • 残高を計算しながら使わないといけない
  • 補償はあまり手厚くない
  • 分割払いなどができない
  • 持ち歩く手間がない
  • 支払回数は一括のみ

プリペイドカードとクレジットカードの違い

クレジットカードとプリペイドカードの大きな違いは、「あと払い」か「先入金」か?の違いです。それに付随して審査があるかどうかも連動して違ってきます。

クレジットカード プリペイドカード
年齢制限 18歳以上 最年少で6歳~
ないものもある
(発行元による)
審査 あり なし
支払方法 後払い 先払い
利用上限 審査枠内 発行元による
利用ポイント あり 発行元による
海外利用 できる できる
※手数料あり
旅行保険 基本あり
(発行元による)
発行元による
できないこと ほぼなし 一部の月額制の支払い
分割払い

 

デビットカードとプリペイドカードの違い

プリペイドカードは、プリペイドカードに「入金(チャージ)」という作業をしてから入金した金額の範囲で利用ができます。
先入金でしか利用できないという点ではデビットカードと同じです。

デビットカード プリペイドカード
年齢制限 15歳以上 最年少で6歳~
ないものもある
(発行元による)
審査 なし なし
支払方法 先払い 先払い
利用上限 預金残高内
(発行元の設定あり)
発行元による
利用ポイント 発行元による
平均0.5~1%
発行元による
海外利用 できる
※国際ブランド付なら
できる
※手数料あり
旅行保険 発行元による 発行元による
できないこと 一部の月額制の支払い
分割払い
一部の月額制の支払い
分割払い

 

上記の表から見える大きな違いは、年齢制限と利用上限です。プリペイドカードの内容は発行元によって本当にバラバラなので基準となる平均値がつかみにくいので一概に比較ができません。上記の年齢制限も、制限なしのものから12歳くらいと幅広くなっています。

あとは、利用上限も幅広くバラつきがあるので何とも比較しずらいです。ひとつ言えるのは、デビットカードの上限は基本通帳の「残高」になるので、大きな金額を利用するなら、断然デビットカードのほうが便利です。

逆に、細かい金額で利用したい場合は、プリペイドのほうがチャージ方法がたくさんあり、銀行振込、コンビニ払い、キャリア決済、提携ポイントの移行、クレジットカードからの入金などから選べます。

あとは、不正利用された場合、クレジットカードとデビットカードは、よほどの過失がないかぎり補償が受けられますが、プリペイドカードでも補償を受けられるカードもありますが、一切補償がないカードもあるのでその辺はデビットカードの方が安心ではあります。

あとは、一部のプリペイドカードで、ApplePayなどに対応しているものもあるのでカードレスで利用できるものもあります。

そういった内容からみてみると、決まった金額内でおさえたいモノ用に利用するのは向いています。
例えば、子供のお小遣いや、仕送り、または生活費を細かく分けたりするのにも便利です。

 

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