通常の後払いはクレジットカードが必要ですが、今回紹介するatone(アトネ)はクレジットカードがなくても利用できる後払い決済サービスです。
しかも、LINE Pay(ラインペイ)やPayPay(ペイペイ)のようにポイントプログラムや実店舗でのQRコード決済にも対応しているので、メリットは盛りだくさんです。
他にも似たようなサービスがいくつかありますが、今回はatone(アトネ)の後払いサービスのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
- atone(アトネ)とは
- atone(アトネ)の運営会社
- atone(アトネ)の機能とサービス
- atone(アトネ)決済で「NPポイント」が貯まる
- atone(アトネ)が使えるお店
- atone(アトネ)の後払いの支払方法
- atone加盟店の処理日で請求が翌々月になる場合もある
- atone(アトネ)は請求月だけ手数料は99円かかる
- atone(アトネ)の審査方法
- atone(アトネ)の会員登録は無料
- atone(アトネ)の利用方法は
- atone(アトネ)とクレジットカードやキャリア決済との違い
- 「NP後払いサービス」とatone(アトネ)の違い
- atone(アトネ)のメリット
- atone(アトネ)のデメリット
- atone(アトネ)のトラブル対応
- atone(アトネ)を導入する店舗側のメリット
- まとめ
atone(アトネ)とは
atone(アトネ)は、ショッピングした分をまとめて翌月にコンビニ払いできるサービスです。atone(アトネ)の魅力はクレジットカードがなくても5万円までなら後払いで買い物ができるところです。atone(アトネ)はネットショッピングや通信販売で「NP後払い」を提供しているネットプロテクションズが運営していて「NP後払い」は1億件を超える取引がされているサービスです。通販を利用したことがある人なら、「NP後払い」を経験した人も多いかと思います。「NP後払い」は1回の購入ごとに請求書が発行されますが、atone(アトネ)の場合は、複数の店舗で購入してもまとめて1回で請求されるという特徴を持っています。
スマホだけで完結できて、年会費や月額利用料はかかりません。登録するだけで誰でも後払いが利用できるサービスです。請求がある月だけ手数料90円(税抜)がかかります。
さらに、利用金額に応じてポイントがたまり、ポイントでの決済もできます。
atone(アトネ)が利用できるのはネットと実店舗の両方で、店頭の場合はQRコード決済を使います。QRコード決済は専用のアプリが必要なのでスマホにインストールしておきましょう。支払いは、アプリメニューから「コード決済」を選択し、店舗のタブレットからQRコードを読み取ります。
商品の金額を入力し、利用するポイントがある場合はポイント数を入力して「決済」をタップ選するだけで完了です。請求書はまとめて発送されるので、翌月20日の期日までにコンビニで支払いましょう。ネットも実店舗も、atone(アトネ)の加盟店であれば簡単に後払い決済が可能です。さらに、買い物金額に応じてポイントが貯まりそのポイントを支払いに利用できます。
atone(アトネ)の運営会社
atone(アトネ)を運営しているのは、後払い決済サービスをネットショッピングに提供している(株)ネットプロテクションズホールディングスです。会社名ではピンこない人もいるかもしれませんが、「NP後払い」と聞けば「あ!」という人も多いでしょう。「NP後払い」は大手サイトでも活用されている後払いシステムで、日本全国で16,500社も利用している最大手の後払い決済サービスです。そしてネットプロテクションズが提供するNP後払いをもっと便利にお得にしたのがatone(アトネ)です。20年の歴史を持つ後払い決済サービスの実績から生まれたのがatone(アトネ)です。
atone(アトネ)の機能とサービス
atone(アトネ)の最大の特徴はクレジットカードなしで後払いを実現したところです。他にもatone(アトネ)の特徴をまとめました。
atone(アトネ)はクレジットカードなしで後払いができる
atone(アトネ)の最大の特徴である「クレジットカードなしで後払いができる」という点は、現状のキャッシュレス決済の内容からみてもかなり融通のきく決済システムです。
クレジットカードがなくても使えるキャッシュレス決済はたくさんありますが、「まずチャージ!」から始まるので結構面倒くさいです。手元にお金がない人にとっては致命的です。
チャージなしで後払いできるものは、スマホ会社の後払いがあります。これは3大キャリアじゃない人には使えないのでこれもまたデメリットです。
atone(アトネ)と同じようなクレカ無しで後払いできるメジャーなものには。Paidy(ペイディー)・バンドルカードがありますが、詳細はそれぞれ違うので比較しておきます。
※表は横にスライドできます。
アプリ名称 | atone (アトネ) |
Paidy (ペイディー) |
バンドルカード ※ポチっとチャージ |
ネット決済 | 〇 | 〇 | 〇 (visa加盟店) |
店頭決済 | 〇 | ✕ | 〇 (visa加盟店) |
上限金額 | 5万円 | 審査による | 審査による |
支払期限 | 翌月20日まで | 翌月10日まで | 翌月末まで |
手数料 | 99円 | コンビニ356円 | 510円~ 金額による |
ポイント | 〇 | ✕ | ✕ |
atone(アトネ)はポイントが貯まる
Paidy(ペイディー)やバンドルカードと差が付くメリットの1つに、atone(アトネ)は、支払いでポイントが貯まることです。atone(アトネ)は、利用代金200円ごとに1ポイントが貯まります。貯まったNPポイントは、請求額の支払いへの充当や、NPポイントクラブ内の商品交換や懸賞応募に利用できます。
atone(アトネ)は最初から誰でも上限50,000円で使える
Paidy(ペイディー)やバンドルカードは初回に審査され、人によって利用上限額が違います。しかし、atone(アトネ)では、初回から誰でも50,000円分の後払い枠があります。
これは、審査で通らなくて買えなかった!!!というストレスがなくクレジットカードが無い人にとってはうれしい設定です。一時しのぎなら50,000円はちょうどいい金額で、使いすぎることなく利用できます。
atone(アトネ)はネット&店頭で使える
atone(アトネ)は、Paidy(ペイディー)やバンドルカードとは違い、店頭での利用も可能です。スマートコードを経由して店頭での決済ができるようになりました。
店頭で使えるお店はまだまだ少ないですが、最近はローソンが追加されたのでかなり使い勝手がよくなったと思います。店頭で使えるお店にコンビニがないとあまりメリットが感じられませんからね。ちなみに店頭で使える上限は15,000円迄で利用状況によって変動します。とはいえ、ネット・店頭どちらを合わせてもやはりPayPay(ペイペイ)などのメジャーなキャッシュレス決済と比較してしまうと使えるお店は少ないので今後に期待したいところです。
atone(アトネ)はスマホで管理できる
atone(アトネ)は買い物内容などの履歴をスマホで管理できるため、いつ購入したなどのデータが一目瞭然です。
逆に同様のものがほしい場合もスマホで確認できるので、間違えずに購入できるのも魅力的です。
atone(アトネ)はLINE PAYに対応
LINE PAYがatoneに対応したので使い勝手がさらによくなりました。「はがき請求書(コンビニ)」を利用の場合、届いた請求書のバーコード部分を LINE アプリで読み取って、「 LINE Pay 請求書支払い」として支払いできます。LINE アプリバーコードを読み取る際は、請求金額や請求管理番号の下にある「収納用バーコード」を読み取りしてください。
LINE Pay 請求書支払い」で支払いできる金額は、49,999 円までです。50,000 円以上の請求書を読込みした場合、利用できない旨のエラーが表示されます。
atone(アトネ)決済で「NPポイント」が貯まる
atone(アトネ)は、決済利用額に対して「NPポイント」が貯まります。atone(アトネ)で200円ごとに1ポイントが付与されるので実質0.5%の還元率です。
NPポイントはネット決済&実店舗の両方で0.5%が還元され、1万円を決済した場合、50ポイント(50円)が還元されます。
たまったポイントは支払いにも利用できます。1ポイント1円として利用できるので電子マネー感覚で利用できます。
atone(アトネ)の支払いにNPポイントを使う手順
NPポイントをインターネットショッピングで利用する場合の手順は次のとおりです。
実店舗での利用ではアプリでバーコードをスキャンしたあとの「金額を入力する画面」でポイントを入力します。簡単にポイントが利用ができます。
NPポイントクラブでは商品交換や懸賞にも利用できる
NPポイントは、atone(アトネ)だけではなく「NP後払い」でもつかえる「共通ポイント」です。さらにNPポイントには専用のポイントサイト「NPポイントクラブ」があり、NPポイントの商品交換や懸賞サービスが利用できます。無料参加でNPポイントがもらえるサービスもあり、お得なキャンペーンも不定期開催しています。
NPポイントの有効期限
NPポイントは有効期限がは、ポイントの最終獲得日か最終利用日から1年です。1年間に1回atone(アトネ)を利用しておけば有効期限を気にすることはありません。
目標までポイントをためてポイント貯金もできますね。
atone(アトネ)が使えるお店
便利な後払いシステムのatone(アトネ)の利用できるお店をチェックしておきましょう。
【コスメ】 | ||
SABON | プラスキレイ | BELLE SERIES |
ジョンマスター オーガニック |
BIOTEIN ONLINE STORE |
BULK HOMME |
Nailie | PHOEBE BEAUTY UP |
ESIMO |
【グルメ】 | ||
小樽洋菓子舗 ルタオ |
しょうが ざんまい |
小僧寿し |
ドライブスルー 大宮マルシェ |
Food Value Pro Second |
LikeSweets BOX |
ヤオコー |
おかめ麹 |
村茶季園 |
デリズ | 松の屋 |
【ファッション】 | ||
Q10 | アサヒシューズ | nano UNIVERSE |
ピーチ・ジョン | MERY shop | BELLE SERIES |
nemne ストア |
centimeter ストア |
HushTug |
夢館 | Re:EDIT (リエディ) |
RiLi STORE |
MIROOM | レディース キッド |
Live Shop! |
アーバン リサーチ |
m-flatストア |
Michell Macaron |
Rady |
aimoha |
【ヘルスケア】 | ||
HOTELLOVERS | アットネット | レンズバーゲン |
シェリ | シグマコンタクト | 7LENS |
HOTELLOVERS | アットコンタクト | アットスタイル |
TOoKABASE | レンズプラス | FAIRY |
レンズプレミアム |
【ホビー】 | ||
ROCKET- EXPRESS |
バタフライ | めちゃコミック |
アンカー | SPACE SHOWER STORE | アニプレック スプラス |
【その他】 | ||
ネット印刷の キングプリンターズ |
絵本ナビ | スペース24 |
UNiCASE | ココグルメ 公式ストア |
curike |
まちくる ファンド仙台 |
Live2D |
【実店舗加盟店】 | ||
とらのあな | 2nd STREET | UNICASE |
スマートコード加盟店 (ローソン・ポプラなど) |
最新の情報は【ココ】から
使える店はアプリからも確認できる
atone(アトネ)が使える加盟店はホームページ&スマホアプリに更新されているので最新情報を確認することができます。
atone(アトネ)の後払いの支払方法
atone(アトネ)の支払い期限は翌月の20日までです。支払方法は3種類から選択できます。請求金額プラス手数料の90円(税抜)を足した金額を支払います。
①はがき請求書(コンビニ店頭)
「はがき請求書コンビニ店頭」払いは、請求書が毎月初旬に自宅に届きます。バーコードが印字された請求書をコンビニで支払いをします。
期限は毎月20日までです。
現在支払いを受け付けているコンビニは「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」「ミニストップ」「セイコーマート」など、ほとんどのコンビニ店舗で対応しています。
②Loppi/Famiポート(コンビニ端末)
「Loppi/Famiポート」払いは、はがき請求書の送付はなく、月初にメールやプッシュ信号で「受付番号」「お客様番号」が通知されます。それらの番号をコンビニのマルチメディア端末を操作して支払います。受付番号の通知は毎月初旬で支払いは20日までです。はがきで請求書はないので、受付番号を失くさないでください。
現在支払いに対応しているマルチメディア端末は「Loppi(ローソン・ミニストップ)」、「Famiポート(ファミマ)」、「クラブステーション(セイコーマート)」の3機種。各端末を設置しているコンビニ店舗で利用することが可能です。マルチメディア端末から発行された申込券は、30分以内に使用しないと無効になります。発行したらすぐにレジで支払いましょう。
上記説明したとおり、atone(アトネ)はセブンイレブンでは決済できないので使えません。
③自動引落し(口座振替)
毎月コンビニで支払うのが面倒くさい人は、銀行口座からの「自動引き落とし」が便利です。あらかじめ返済用の銀行口座を登録しておけば、コンビニに行かなくても毎月27日に自動的に引落とされます。支払方法を自動引き落としに設定すると、支払上限金額が最大で10万円になります。
新規会員登録の初期設定の支払方法は「請求書コンビニ店頭」になっています。変更するにはアプリで登録します。手続きをしても有効になるのは翌月以降の請求です。
すでに請求が確定された支払いに対しては変更できません。
atone加盟店の処理日で請求が翌々月になる場合もある
atone(アトネ)の支払日はコンビニ払いで20日まで、銀行引落では27日に定められています。毎月1~末日の利用分が、翌月の3日頃までに請求されます。
しかし、利用先の加盟店の売上申請がズレると利用日とズレが生じる場合は、利用日=請求日とならないので注意しましょう。
特に、ネット販売のお店では、商品を発送した日や各店舗の締日にatone(アトネ)に売上手続きをする場合があります。特に月末にatone(アトネ)を利用した場合は月をまたぐ場合があります。
「請求が反映されてない」場合に関する問い合わせは、atone(アトネ)のカスタマセンターへ「問合せフォーム」か「チャット」で連絡します。実際の利用についてはatone(アトネ)ではなく加盟店へ問い合わせるのが確実かもしれません。
atone(アトネ)は請求月だけ手数料は99円かかる
atone(アトネ)は入会金や年会費は無料ですが、請求がある月は手数料として99円(税込)を支払います。これは、支払方法・金額に関係なく一律です。これは月会費ではないので、請求がある月のみ加算され、atone(アトネ)の請求がない月は不要です。例えば、atone(アトネ)の利用が100円のだった場合、利用額100円でも手数料99円が加算され199円が請求されます。paypay(ペイペイ)などの少額利用とは違い、いちいち手数料がかかるので少額の場合は現金で支払いしたほうがいいですよ。
atone(アトネ)の審査方法
atone(アトネ)は基本的に誰でも利用できます。年齢制限は設けられていませんが未成年者の場合は保護者の同意が必要です。同意があれば、未成年でも登録可能なスマホがあれば利用ができます。atone(アトネ)は後払いなので、審査がありそうですが原則として事前の審査はありません。クレジットカードのような信用情報機関を通しての審査はなく、登録を済ませるだけで利用できます。利用者によって異なる点といえば、限度額の違いくらいでしょう。
個人信用情報は、携帯料金の延滞でもキズがつくようになっています。他にも、クレジットカードの口座振替の日付も危ないポイントです。例えば、土日祝日が振替日の場合、翌週の月曜日が引落しの会社と、金曜日に前倒しする会社があります。引落としができないときは2〜3日間は引落しをかけ続ける会社もあるので、土日祝日の間に入金していけば、すぐに連絡はないでしょう。そのため、知らないうちに延滞記録になっていることもあります。クレジットカードの入会審査ではこのようなキズが仇となり審査が通らないこともありますが、atone(アトネ)なら利用できないという心配はほぼありません。
職業や年齢、クレジットヒストリーまで関係なくスタートできるので50,000円以内の買い物であればかなりうれしい内容に仕組みになっています。
atone(アトネ)の会員登録は無料
atone(アトネ)は入会金や年会費はなく、請求書発行時点のみ99円の手数料を負担するだけです。会員登録も簡単にできるので登録してみましょう。また、atone(アトネ)の会員登録が完了すると自動的にNP会員としても登録されます。atone(アトネ)の会員登録はパソコンやスマホを利用しますが、「atoneスマホアプリ」からがおススメの方法です。スマホアプリからの会員登録方法を紹介します。
スマホアプリでもパソコンでもSMS認証かメールアドレスによる認証は必須です。どの登録方法でも「氏名」「生年月日」「住所」「メールアドレス」「性別」「携帯電話番号」「任意のパスワード」です。また「Yahoo! 」や「Facebook」を利用した「ID連携サービス」も利用できます。ID連携なら面倒な入力を省略できます。
Webよりアプリがおすすめ
通販利用だけならパソコンからのログインでも可能ですが、店舗でも決済したい人はスマホアプリが必要です。
atone(アトネ)スマホアプリは実店舗で使用する「QRコード決済機能」利用明細を簡単に見られる「履歴機能」など手軽に利用できるので便利です。
atone(アトネ)の利用方法は
ネットショップによる通販以外に、実店舗での使用も可能です。実店舗ではスマホによる「QRコード決済」で対応することから、スマホとatone(アトネ)スマホアプリがなくては利用できません。また事前にatone(アトネ)の加盟店をホームページやアプリで確認することも大切です。
ネットショップでatoneを利用する場合
インターネットショッピングサイトで使用するには、まず対象店舗が加盟店かを調べなくてはなりません。
加盟店であることが確認できたら、さっそくatone(アトネ)を使って買い物を始めましょう。
ネットショップの画面からatone(アトネ)を選択することで、atone(アトネ)の画面に移行するのでさらにatone(アトネ)にログインする必要があります。あくまでショップではなく「atoneのログイン」なので間違わないようにしてください。
注文内容確認後に利用を断られることがある
atone(アトネ)は注文ごとに「与信審査」を実施します。つまり注文のタイミングで審査がとおらずに、atone(アトネ)の利用を断られることも考えられます。あくまで購入を保証するサービスではないことを覚えておきましょう。
実店舗でatoneを利用する場合(アプリ必須)
atone(アトネ)を実店舗で使用するには、スマホに “atoneスマホアプリ(QR決済アプリ)” をダウンロードする必要があります。
実店舗の利用でも支払いはインターネットショップと同様で、コンビニ払いで翌月20日です。
atone(アトネ)とクレジットカードやキャリア決済との違い
クレジットカードもキャリア決済も後払い請求です。現金がないときでも買い物ができるという点では、atone(アトネ)と同じです。
「クレジットカード」の場合、カードを契約するには審査に通過する必要があります。個人信用情報や年収が絡んでくるので、審査に通らないこともあります。
ただ、限度額も多く使えるお店もたくさんあります。
「キャリア決済」は、携帯電話の利用料と合算して支払う決済方法のことです。
3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)であれば利用はできますが、それ以外の格安スマホを利用している人は合算した後払いはできません。
携帯電話の利用料が未納になっている場合も利用できません。
atone(アトネ)も決済でスマホを使用しますが、携帯電話の利用料と合算されるキャリア決済とは別物です。atone(アトネ)を通して決済したものはatone(アトネ)分だけでまとめて請求されます。atone(アトネ)は審査なしで5万円上限で利用できます。支払月は99円の手数料がかかります。
※表は横にスライドできます。
atone(アトネ) | クレジットカード | キャリア決済 | |
審査 | なし | 厳しい | なし |
上限 | 5万円 | 10~100万円 | 下表に記載 |
使える店 | 少ない | 多い | 多い |
支払方法 | ・口座振替 ・コンビニ払い |
口座振替 | ・口座振替 ・コンビニ払い |
手数料 | 99円 | 無料 | 無料 |
その他 | スマホ必須 | ― | キャリア契約必須 |
「NP後払いサービス」とatone(アトネ)の違い
「NP後払い」も「atone(アトネ)」もどちらもネットプロテクションズが運営しています。運営も同じでコンビニで後払いができる点も共通なので、一体なにが違うのかわからない人もいるかもしれません。
※表は横にスライドできます。
サービス | atone | NP後払い |
後からポイント 値引き |
〇 | ✕ |
会員登録 | 必要 | 不要 |
支払方法 | ・はがき請求書(コンビニ店頭) ・Loppi/Famiポート(コンビニ端末) ・自動引き落とし(口座振替) |
・コンビニ払い ・郵便局払い ・銀行振込 ・LINE Pay請求書払い |
支払期限 | 月末締め 翌20日に支払い |
商品発送から14日後 |
最大上限金額 | 100,000円 | 50,000円 |
手数料 | 99円(税込) ※請求月のみ |
各加盟店が 設定する金額 |
「NP後払い」と「atone」請求書発行が違う
NP後払いは、1回のショッピングに対してその都度請求書が発行されます。例えば、同じ月に、1件目のネットショップで2000円購入、2件目のネットショップで5,000円の購入した場合、購入日の数日後に2枚の請求書が発送されます。
これに対してatone(アトネ)の場合は、同じ月の利用であればまとめて7,000円の請求書が翌月に1枚発送されます。
NP後払いもatone(アトネ)もポイントがたまるので、どちらもお得に利用できるという点では同じです。個別に請求書が届くのがNP後払い、利用月の合計が翌月にまとめて請求書が発行されるのがatone(アトネ)と覚えておけばいいでしょう。
「NP後払い」と「atone」ポイント値引きの違い
atone(アトネ)とNP後払いの最大の違いは、ポイント値引きができるかどうかになります。ポイント値引きはatone(アトネ)のみ利用可能です。
「NP後払い」と「atone」会員登録の有無が違う
また、atone(アトネ)は初回の利用に会員登録が必要ですが、NP後払いは会員登録なしでも利用可能です。
「NP後払い」と「atone」支払方法が違う
支払い方法はatone(アトネ)がコンビニ店頭・端末の利用による支払い・口座振替ができます。
NP後払いは、コンビニ・郵便局・銀行・LINE Payの請求書払いができます。支払い期限は、atone(アトネ)が月末締めの翌20日、NP後払いが商品発送から14日後、atone(アトネ)の方が1回の支払いで済むので楽ですね。
「NP後払い」と「atone」上限金額が違う
上限金額はatone(アトネ)とNP後払いどちらも基本的には50,000円ですが、atone(アトネ)は支払方法を口座振替に設定すると、最大で100,000円になります。
「NP後払い」と「atone」決済手数料が違う
atone(アトネ)は支払方法関係なく請求時のみ99円(税込)の手数料がかかります。
NP後払いの手数料は各ショップごとに違います。入金にかかる手数料はコンビニ・郵便局・LINE Payで支払いの場合、手数料無料、銀行振込の場合は各金融機関の手数料を負担しないといけません。
atone(アトネ)とNP後払いを同じ内容だと勘違いしやすいですが、atone(アトネ)とNP後払いは後払い以外の内容はけっこう違ってますね。
atone(アトネ)のメリット
後払いが簡単にできるatone(アトネ)ですが、後払い以外の機能にもいくつかのメリットがあります。
atone(アトネ)のアプリは利用状況がわかりやすい
スマホアプリのホーム画面には、円グラフで現在の利用状況が表示されます。円グラフには「残り利用可能額」が表示されるので一瞬で利用状態を把握できます。
さらにホーム画面下部右にある「履歴」をタップすると月ごとに利用明細が表示されます。下記が履歴で確認することができる主な情報になります。
【履歴で確認できる情報】
お店の情報
商品名
金額
決済日時
atone(アトネ)は後からポイント値引きができる
他社の決済サービスでは注文を完了したあとに、ポイントの利用を変更することは難しいでしょう。しかしatone(アトネ)は月末の請求締日までに、後からポイント利用を追加できます。注文確定時にポイントを保有してなくても、請求締日前に獲得すれば過去の注文にポイントが使えます。
アプリを起動し、ホーム画面の左上のメニューから「ポイントをつかう」を選択します。「全てのポイントをつかう」と「一部のポイントをつかう」のどちらかにチェックし、ポイントを入力します。「利用する」をタップでatone(アトネ)の後からポイント値引きの利用が完了します。
atone(アトネ)の上限額は使いすぎる心配がない
atone(アトネ)の利用上限金額は最高5万円(税込)までです。少ないと言えば少ないいですが日常生活で利用するには十分な金額です。
使いすぎを抑制できて安心して利用できる金額です。
atone(アトネ)は何回使っても手数料が99円(税込)
atone(アトネ)は請求が発生したときにのみ、請求費用として99円(税込)を支払う必要があります。5万円を利用した場合の請求費用の割合は0.2%ですが、500円の請求では19.8%になり少額利用では負担が大きくなります。「ZOZOTOWN」の「ツケ払い」は利用上限は55,000円(税込)とatone(アトネ)と同等ですが、手数料は330円(税込)かかり3倍以上なのでatone(アトネ)は手数料がお得といえます。
atone(アトネ)のデメリット
ここまでの紹介で単なる後払い決済サービスではなく、さまざまな魅力がつまった決済サービスであることはわかっていただけたと思います。
しかしデメリットもあります。
atone(アトネ)通常5万円(税込)までしか使えない
メリットとしてもデメリットとしてもとらえれる上限金額5万円ですが、全ての会員が5万円まで利用できるのではなく、審査により上限が1万円~5万円以下に設定される場合もあります。さらに利用限度額は月あたりの限度額ではなく、未払い分の利用残高も含めた上限です。つまり未払い分が残っている場合は、利用限度額が少なくなります。
また利用限度額を増やすことは原則できないので、5万円をこえる高額商品の購入には利用できませんが、支払方法を銀行の自動引落しに設定すると利用状況によって最大10万円まで利用上限金額が増加します。どっちにしろ、大きな買い物より少額の買い物に向いています。
atone(アトネ)が使えるお店が少ない
atone(アトネ)の致命的なデメリットは加盟店の少なさです。最近はスマートコード経由で実店舗で決済できるようになったのでなんとか利用先が増えたという印象です。
不便に感じるかもしれませんが、これからの拡大を期待しましょう。ホームページやアプリで「使えるお店」を定期的にチェックするのが大切です。
atone(アトネ)のトラブル対応
atone(アトネ)でよくあるトラブル症例を確認しておきましょう。
atone(アトネ)のQRコード決済が使えない!
QRコード決済が対応できないときはどうすればいいでしょうか?初めての利用でQRコード決済ができない場合は、スマホのカメラがatone(アトネ)を許可していない場があります。QRコード決済は、実店舗で使う決済方法です。ショッピング中にQRコード決済ができないと時間がかかり店の人に迷惑をかけることもあります。トラブル防止のために、atone(アトネ)に登録を済ませたら必ずカメラの設定を確認しておきましょう。
atone(アトネ)で決済できない!
atone(アトネ)での決済ができないときには、いくつかの原因があります。まず、利用限度額を超えてしまっている場合です。決済ができない場合は、利用状況をチェックして限度額が超えていないか確認します。超えていた場合は請求書が発送されて支払いが完了するまでは利用できません。限度額に余裕があっても、未払い状態(延滞)のときも利用ができなくなります。決済できないときは、「限度額のチェック」と「未払いがないか」を確認することがポイントです。未払いがある場合は、支払いして確認がとれれば利用が再開できるようになります。請求書が届いていない・紛失した場合はatone(アトネ)に問い合わせてみましょう。
atone(アトネ)を導入する店舗側のメリット
atone(アトネ)は顧客だけでなく、ショップを運営する事業者にとってもメリットがあります。潜在的な顧客を誘導したり、導入費用を抑えれる点はかなりのメリットでしょう。
atone(アトネ)はクレジットカードが無い層を顧客にできる
atone(アトネ)はレジットカードが持てない人をターゲットにできます。クレジットカードを放棄した人にも、後払い決済サービスで売上につなげることができます。
これはショップを運営する事業者にとっては、新しい顧客層を開拓することにつながりるメリット言えるでしょう。
atone(アトネ)は未回収リスクなしで決済手数料が安い
クレジットカードは使用するユーザーに手数料はありませんが、加盟店に対して3%~6%のクレジット手数料を徴収します。しかしatone(アトネ)は加盟店の手数料は1%台で、クレジットカードと比較して激安と言えます。またネットプロテクションズの決済により、加盟店の未回収リスクはゼロです。加盟店にも優しいサービスです。
まとめ
今回は、後払い決済サービス・atone(アトネ)について解説しました。atone(アトネ)は、スマホで登録すれば誰でも簡単に後払いができる便利なサービスです。未成年でも利用はでき、最高限度額は5万円で使った分は翌月まとめて請求書が発行されます。コンビニで現金払いが原則ですが、口座振替への変更も可能です。QRコード決済もでき、いつでも利用状況をチェックできるので、お金の管理がしやすいのがメリットです。
クレジットカードに抵抗がある人でも安心して利用できるatone(アトネ)は、これからの時代、クレジットカードさえ不要なレスの時代も考えられるので、重宝しそうです。
また0.5%のポイント還元もあるので、万能アプリといっても過言ではありません。あとは使えるお店が増えることを祈りましょう。
↓↓↓似たようなサービスはこちら↓↓↓