ほんと今さらなんですが、電力自由化って自分には関係ない!と思っていました。
楽天でんきにするとポイント貯まる!とかクレカ決済にするとポイント貯まる!などそれくらいの知識…。楽天でんきに関しては当時は30A以上じゃないと切替すらできなかったので、個人的には疎遠な話題でした。
が!
引越しが決まり50Aに…で、思い出した「楽天でんき」で電力自由化とは一体何なのか?から北陸電力地域からの切替できる新電力会社を調べてみました。
電力自由化とは
まずは「電力自由化」とは何なのか?私も詳しくないので調べてみました!
「電力自由化」2016年4月から開始された制度です。
これまでは電力会社が電気の「発電」「供給」「小売(販売)」を独占していましたが、電力自由化の制度が導入され、「小売(販売)」の部分だけが自由化になり、他の業種の企業が参入して販売できるようになりました。新たに電力小売事業に参入した会社は「新電力会社」と呼ばれています。それまで固定されていた電気価格が、いろんな業種の企業の参入により値下げなどの価格競争が生まれています。
北陸電力から切替でどっちがオトク?新電力会社
では、今回は北陸電力から切替ができる新電力会社をチェックしたいと思います。
ENEOSでんき
ENEOSでんきは、ガソリンスタンドの大手ENEOSが提供する電力小売サービスです。ENEOSは、1998年から電気事業に参入し、2016年4月より家庭用電力販売をスタートして、2020年12月時点で76万世帯の契約数の実績がありますさらに、全国30カ所以上に発電所があるので電気の安定供給に貢献でき、環境負荷の少ない天然ガスの活用にも取り組んでいます。「ENEOS」といえば誰もが知っている大企業なので安心して利用できます。
【北陸地区】基本料金 | |
10A | 242円 |
15A | 363円 |
20A | 484円 |
30A | 726円 |
40A | 968円 |
50A | 1,210円 |
60A | 1,452円 |
ENEOSでんきに切替しても基本料金は変わりません。
2022年2月24日現在では、「基本料金3カ月無料」のキャンペーンを開催中です。
(2022年4月15日まで)
【北陸電力⇒ENEOSでんき】従量料金 単位:円/kWh | |
0~120kWh | 17.84円 ⇒ 17.67円 0.17円オトク |
121~300kWh | 21.73円 ⇒ 20.96円 0.77円オトク |
301kWh〜 | 23.44円 ⇒ 21.69円 1.75円オトク |
従量料金は赤文字の金額分がオトクになる計算です。
例えば、私の場合ですが、1人暮らしのエアコンを使わない季節で月160kWhでした。
その場合の計算はコレ↓
北陸電力 | ENEOSでんき | |
基本料金(50A) | 1,210円 |
1,210円 |
0~120kWh | 2,140.8円 | 2,120.4円 |
121~300kWh | 869.2円 | 838.4円 |
301kWh〜 | 0円 | 0円 |
合計 | 4,220円 | 4,169円 |
差は月で51円くらいです。3カ月基本料金無料分を考えるとオトクですね。
2年とくとく割というキャンペーンなので、にねんとく割の更新月(適用開始から23ヵ月目および24ヵ月目)を除いた適用期間中に解約した場合、割引の加入年数にかかわらず、解約手数料1,100円(税込)がかかります。
ENEOSカード、シナジーカードを使うとガソリン代もお得
ENEOSが発行している以下のクレジットカードをENEOSでんきと一緒に使うと、電気代とガソリン代がお得になります。
ENEOSカード S | ガソリン・灯油・軽油代 1円/L割引 |
ENEOSカード P | |
ENEOSカード C NICOS |
|
ENEOSカード CB シナジーカード |
毎月の電気料金100円割引 |
上記のカードの通常特典でもガソリン代の割引が適用されているのですが、ENEOSでんきの料金を対象のカードで支払えばさらに特典がプラスされます。
ガソリン高騰が続いているので1円/L安くなるだけでもありがたい!こういった特典を組み合わせると、ENEOSでんきがよりお得になります。
楽天でんき
楽天でんきは、なんと!基本料金が0円です。さらに初期費用と契約解除料も0円!
スマートメーターの設置工事があっても費用もかかりません。契約期間もないので、気軽に他社に乗り換えることができます。
【北陸地区】基本料金 | |
10A | 242円 ⇒ 0円 |
15A | 363円 ⇒ 0円 |
20A | 484円 ⇒ 0円 |
30A | 726円 ⇒ 0円 |
40A | 968円 ⇒ 0円 |
50A | 1,210円 ⇒ 0円 |
60A | 1,452円 ⇒ 0円 |
基本料金は0円ですが、そのかわり使った分の電気料金は一律になるので、あまり使わない家の場合だと4.16円upとなるのでここはどちらがオトクなのか?計算が必要です。
【北陸電力⇒ENEOSでんき】従量料金 単位:円/kWh | |
0~120kWh | 17.84円 ⇒ 22円 4.16円up |
121~300kWh | 21.73円 ⇒ 22円 0.27円up |
301kWh〜 | 23.44円 ⇒ 22円 1.44円オトク |
例えば、私の場合ですが、1人暮らしのエアコンを使わない季節で月160kWhでした。
その場合の計算はコレ↓
北陸電力 | 楽天でんき | |
基本料金(50A) | 1,210円 |
0円 |
0~120kWh | 2,140.8円 | 3,520円 |
121~300kWh | 869.2円 | |
301kWh〜 | 0円 | |
合計 | 4,220円 | 3,520円 |
エアコンを使う時期を350kWhとして計算すると↓
北陸電力 | 楽天でんき | |
基本料金(50A) | 1,210円 |
0円 |
0~120kWh | 2,140.8円 | 7,700円 |
121~300kWh | 3,911.4円 | |
301kWh〜 | 1,172円 | |
合計 | 8,434.2円 | 7,700円 |
どっちにしろ安いですね!(^^)/
楽天でんきはポイントが貯まる
そして、さらに楽天でんきにすると嬉しいメリットがあります。
- 電気代の200円につき楽天ポイントが1ポイント貯まる
- 楽天カード決済で電気代100円につき1ポイント貯まる
電気料金の支払い+楽天カードで支払いで合計1.5%分のポイントが貯まるので超オトク感ありますね♪貯まったポイント(期間限定も可)で電気代も支払えるので嬉しい♪
アプリで基本料金0円で電気代が分かりやすく把握でき、電気の見える化で使いすぎを防止もできますよ。
ただ、楽天でんきの支払方法は「クレジットカード」と「ポイント払い」の2種類だけなので口座振替がでいません。クレジットカードがないと、楽天でんきを利用できないので注意してください。
あとは、引越しする場合手続きは下記のとおりです。
(北陸電力地域の例)
- 引っ越し前の住居の解約は「北陸電力」へ
- 引っ越し先の住居で申込は「北陸電力」へ
- それから楽天でんきに申込む
という流れになります。
まとめ
2社の内容をまとめてみると下記のとおりになります。
【ENEOSでんき】
- 3カ月基本料金無料(2022年4月15日まで)
- 電気使用料金は少し安くなる
- 支払方法はクレジットカード・口座振替
- 専用クレカでTポイントが貯まる
- 2年縛りで解約料1,100円がかかる
- 専用クレカでガソリン代も割引
- たくさん電気を使う家庭の方がオトク
【楽天でんき】
- 基本料金0円
- 電気使用料金は一律
- 支払方法はクレジットカードかポイント払いのみ
- 楽天ポイントが貯まる(使える)
- 期間のしばりがない
- 一人暮らしなど地域によっては高くなる場合がある
といった感じです。
私個人の場合、北陸電力地域・一人暮らし・50Aなら断然楽天でんきのほうがオトクなので、引越し後に手続きしてみます。
正直数円くらいならあまり左右されませんが、基本料金1,210円×12カ月となると年間1万円以上オトクなので今回の場合は楽天でんきに軍配が上がる!というお話でした!