ドコモのahamo、ソフトバンクのLINEMO(ラインモ)につづいて、今回はKDDIの「povo(ポヴォ)」の内容やメリット・デメリットを紹介します。povo(ポヴォ)はお得なのか?
ほかのキャリアと比べてどうなのか?気になっている人は参考にしてみてください。
- povo(ポヴォ)とは?
- povo(ポヴォ)のプランの特徴
- povo(ポヴォ)のMNO品質のネットワーク
- au新料金プランpovo(ポヴォ)の料金プラン
- povo(ポヴォ)データ&通話はカスタムできる
- auやUQからのpovo(ポヴォ)への移行手数料は無料
- povo(ポヴォ)はいつから?
- povo(ポヴォ)のキャンペーン
- povo(ポヴォ)の5Gは2021年夏ごろスタート予定
- povo(ポヴォ)の国際ローミングは不明
- povo(ポヴォ)はテザリングが無料で使える
- povo(ポヴォ)はauのキャリアメールは非対応
- povo(ポヴォ)は20歳以上が契約できる
- povo(ポヴォ)の全ての手続きやサポートはオンライン
- povo(ポヴォ)サービス開始はSIMカードのみの契約
- povo(ポヴォ)は端末のセット販売がない
- povo(ポヴォ)の対応端末/iPhoneは使える?
- povo(ポヴォ)にするならスマホの補償がない
- povo(ポヴォ)の20GBで2,480円はお得なのか?
- povo(ポヴォ)は家族割引が適用されない
- povo(ポヴォ)だと「タブレットのデータシェアプラン」の月額が高くなるかも
- povo(ポヴォ)のメリットとデメリットのまとめ
- povo(ポヴォ)に変更した方が良い人とそうでない人
- povo(ポヴォ)で現時点で未定のもの
- まとめ
povo(ポヴォ)とは?
「povo(ポヴォ)」とは、KDDIが2021年1月13日に発表したauの新料金ブランドで、サービス開始は2021年3月からです。データ通信量が20GBで月額2,480円となりソフトバンクのLINEMO(ラインモ)と同じです。追加オプションで5分かけ放題(500円/月)を付けるとソフトバンクと同じ月額2,980円になります。当初、povo(ポヴォ)がドコモやソフトバンクと違うのは、「データ使い放題24時間:200円/日」という追加オプションがあるところでしたが、ソフトバンクのLINEMO(ラインモ)が5分間かけ放題をオプションにしたのでLINEMO(ラインモ)と同じになりました。2021年3月1日にドコモのahamo(アハモ)は5分間かけ放題で2,700円に値下げしたので、かけ放題を付ける場合の総額はahamo(アハモ)が一番お得になりました。
povo(ポヴォ)は合計4つの追加オプションがあるので、ユーザー自身がカスタマイズできる特徴があります。ドコモのahamo、ソフトバンクのLINEMO(ラインモ)と同じく、auのpovo(ポヴォ)も「新料金ブランド」というあいまいな表現をしていますが、実質サブブランドといってもいい内容なので注意事項がたくさ~んあります。
povo(ポヴォ)の意味は?
povo(ポヴォ)は、auがつくった造語で2つの言葉を合体させています。
「point of view」:「新しい視点」という意味の英語
「ab ovo」:「誕生と成長」という意味のラテン語
これら2つの組み合わせて「新たな視点によるサービスの誕生」を意味しているそうです。
povo(ポヴォ)のプランの特徴
LINEMO(ラインモ)は下記の点が共通しています。
- 月額2,480円で20GB
- 受付はオンライン限定
- メインブランドのサービスとは切り離されたプラン
povoも基本的にはソフトバンクのLINEMO(ラインモ)と被っている部分が多いですが、LINEMO(ラインモ)はLINE絡みがギガカウントしないのでお得で、ahamo(アハモ)は5分間かけ放題付きで2,700円で同じ条件を揃えたら、ahamo(アハモ)が一番お得という感じになってきました。
povo(ポヴォ)のMNO品質のネットワーク
MNO?やらMVNO?なんぞや???という人にとりあえず説明から。
MNO | 自社で回線網を有するdocomo、au、SoftBank、楽天モバイル |
MVNO | キャリアの回線を借りて格安SIMサービスを提供する事業者 |
「MVNOは遅い」とよく言われますが何故かも説明しておきますね。道路で例えると分かりやすいです。MNOが4車線の道路です。MVNOは1斜線だけMNOに借りています。
車の数が少なければ渋滞はしませんが、車の数が多くなると、1車線しかないMNOは大渋滞になります。
「数十センチしか車が進まない=電波マークぐるぐる=画面止まる」
これが、MVNOが遅いと言われる例えです。povo(ポヴォ)は、auと同じネットワークやエリアを使用しているMNOなので、格安スマホのような通信速度の心配がありません。
povo(ポヴォ)の5G回線は、2021年夏ごろ開始予定なので3月から予定日までは4Gのみの利用となります。
au新料金プランpovo(ポヴォ)の料金プラン
povo(ポヴォ)は、月額2,480円で20GBのプラン、条件付きの割引は一切なく2,480円から使えます。
通常のauのプランとは全くの別物の商品です。
基本データ | |
月額 | 2,480円(税抜) |
データ容量 | 20GB |
5G | 対応 |
家族割・光セット割 | なし |
追加オプション(追加トッピング) | |
データ使い放題 24時間 | 200円/24時間 |
データ追加 1GB | 500円(税抜)/月 |
5分以内通話かけ放題 | 500円(税抜)/月 |
通話かけ放題 | 1,500円(税抜)/月 |
povo(ポヴォ)の月額2,480円で20GBというのは、これまでの通常のauと比べると破格です。
例えば1~7GB使えるピタットプラン 5Gでは、~1GBで早速3,150円ですよ!
ドコモなども同じですが「どんだけボっとんねん!!!」と言いたくなります!!!
ただ、割引をフルMAX適用した価格を表示していたので紛らわしい印象でした。
データMAX 5G with Amazonプライム | |
条件 | 金額(税抜) |
元の料金 | 9,350円 |
2年縛り | -170円 |
家族割4人以上 | -2,020円 |
auスマートバリュー適用 | -1,000円 |
最初の6ヶ月間だけ | -1,400円 |
最初の12ヶ月間だけ | -1,000円 |
合計金額 | 3,760円 |
月額9,350円の「データMAX 5G with Amazonプライム」を「3,760円~」とMAX割引価格を表示していました。なんだかなぁ…という感じですが、そもそもこの新料金もほぼサブブランドなので、相変わらずの「?」感は否めないですが…(;’∀’)
こんな手法はauだけでじゃなくドコモ・ソフトバンクでも同じことが行われてきました。ドコモが2020年12月のahamoの発表時にこの手法をやめて、消費者から「分かりやすい」と評価され、auは消費者からバッシング…。ahamoと比較され印象が悪くなりました。しかし今回のpovo(ポヴォ)の登場により、このような紛らわしさがなくなり契約者全員が2,480円(税抜)から使えます。povo(ポヴォ)は「ahamo(アハモ)」より220円安い2,480円(税抜)です。これは、5分間通話無料がないだけで、5分間通話無料の追加オプションを付けると同じ2,980円(税抜)となりahamo(アハモ)より割高となります。電話をあまりしない人には安くすることができます。データ容量が20GB過ぎた場合もデータを追加購入できます。超過した場合のデータ速度は1Mbpsと落ちますが、LINEのテキストデータ送受信や画像の少ないページなら問題なく見れます。
povo(ポヴォ)データ&通話はカスタムできる
povo(ポヴォ)は基本が月額2,480円で20GBまで使い放題、あとは何を必要とするか?になります。
「データ使い放題 24時間」200円/24時間
「データ使い放題 24時間」は、1日だけwi-fiのない場所で使いたいときに便利です。この場合容量に制限が記載されていないので、使いまくったほうがお得です。ただ、混雑時や動画などへの通信制御があります」と注釈があるので、実際に使ってみないと使い放題とかはわかりません。他の2キャリアにはないオプションでテザリングも無制限で使えます。例えば20GBを越えているときにWi-Fiが使えない環境でも200円払うだけで気軽に使えます。
ネット対応テレビやゲームで使うなら「データ使い放題 24時間」が大活躍
大画面のテレビでNetflixなどを見たい場合、1時間で1.5GBくらいデータを消費します。自宅にwi-fiがない場合、povo(ポヴォ)の「データ使い放題 24時間」なら200円払えば容量をきにせず大画面で動画を楽しめます。さらに、プレステやSwitchのゲームをダウンロードして遊びたい場合、数GB〜50GBくらいデータを消費するので、こんな場合も「データ使い放題 24時間」で楽しめます。ただ、公式サイトの注意書きに「ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどの利用時に通信速度を制限する場合があります。」と記載されているのでこれどこまで耐えられるかは不明です。限度は50GBくらい?
「データ追加 1GB」500円/月
「データ追加1GB」ですが、1GBってどんくらい?かを確認しておきましょう。
YouTubeで最大3時間となるとあっという間な感じもしますね。上記の大体の目安を参考に追加するかしないか検討するようにしましょう。
「5分以内通話かけ放題」500円/月
ま、そのまんまなんですが毎回5分以内で話が終わる人にはお手頃価格といったところでしょうか?ドコモのahamoはこの5分以内通話かけ放題付きで2,700円(税抜)なので、povo(ポヴォ)よりもお得な計算です。
月平均12.5分以上電話をかける人ならお得になります。通話無料と言っても、0570発信の番号や、「この電話は30秒ごとに、〇〇円発生します」などのガイダンスが流れる場合は、無料対象外なので気を付けましょう。
「通話かけ放題」1,500円/月
通話発信は20円/30秒の料金がかかります。1分40円なので45分で1,800円かかる計算になるのでその場合は1,500円プラスしてかけ放題にしたほうがお得です。通話無料と言っても、0570発信の番号や、「この電話は30秒ごとに、〇〇円発生します」などのガイダンスが流れる場合は、無料対象外なので気を付けましょう。
追加オプションは今後増える予定らしく、ahamoやLINEMO(ラインモ)と大きく差別化されるポイントとなります。ahamoは、5分間通話かけ放題が最初から込みでその分povoより220円高い設定です。現状は、LINEアプリなどで無料通話できるので通話料金が一切かからない人もいます。通話がいらない人にはその分安くして欲しい人には「選択できる」というのは非常にうれしいサービスです。
auやUQからのpovo(ポヴォ)への移行手数料は無料
au・UQモバイルからpovo(ポヴォ)は手数料無料で乗り換えできます。他社からの乗り換え時の手数料は未発表です。
参考までに、他社から通常のauへ乗り換える際にかかる手数料は下記のとおりです。
乗り換えでかかる手数料(税込) | |
乗り換え元でのMNP転出手数料 | 3,300円前後 |
auでの新規契約事務手数料 | 3,300円 |
povo(ポヴォ)はいつから?
povo(ポヴォ)の提供開始は2021年3月からです。ドコモのahamoは3月26日から、ソフトバンクのLINEMO(ラインモ)は3月17日と公表されています。
povo(ポヴォ)のキャンペーン
povo(ポヴォ)の現在キャンペーンは、「先行エントリー」でauPAY残高3,000円がもらえます。UQモバイルはauや他社からの乗り換えで1万円のキャッシュバックがもらえたりするのでいまいちな金額のキャンペーンです。これは、ドコモのahamo(アハモ)とソフトバンクのLINEMO(ラインモ)も同額です。
povo(ポヴォ)の5Gは2021年夏ごろスタート予定
povo(ポヴォ)も「ahamo(アハモ)」「LINEMO(ラインモ)」「楽天モバイル」も5G回線の利用でも基本料金に変わりはありません。ただ、5G回線の利用開始は2021年夏ごろの予定で、具体的な日時が発表されていません。ただ現状は5G自体がまだ使えていないようなので、そほど問題はなさそうです。
povo(ポヴォ)の国際ローミングは不明
povo(ポヴォ)で現状国際ローミング(海外での使用)ができるかは未定です。ドコモは82カ国、ソフトバンクはアメリカ放題が付いているので、これもPovo(ポヴォ)のサービス具合の見どころですね。
povo(ポヴォ)はテザリングが無料で使える
かつてauでは、テザリングを月額500円の有料オプションとして提供していましたが、povo(ポヴォ)では無料でテザリングできます。ただテザリング無料は他社でも当たり前なので特記するメリットとは言えませんね。
povo(ポヴォ)はauのキャリアメールは非対応
auのキャリアメールは、povo(ポヴォ)に切替すると使えません。このご時世、キャリアメールよりGmailなどのフリーメールが大半なので大したデメリットではありませんが、長い期間auで契約していた人はキャリアメールで登録したサイトやアプリがある場合はログインできなくなるので、povo(ポヴォ)に切替える前にアドレスの変更をしておきましょう。特にキャッシュレス決済関連のアプリなどが使えなくなるとチャージした分が使えなくなるリスクがあるので注意が必要です。
povo(ポヴォ)は20歳以上が契約できる
オンライン契約専用プランなので未成年のオンライン契約は法律的に難しいのかもしれません。親が子供の分を契約して使わせるならいいのかな?
povo(ポヴォ)の全ての手続きやサポートはオンライン
povo(ポヴォ)の契約やサポートはオンラインのみです。店頭と電話対応はできないので、トラブルがあっても全てオンライン対応となります。「スグに直して!」とか「わかんない!どーやるの?」という状況であっても、ひたすら返信を待つだけです!!!オンライン対応がイライラする!会ったり電話で解決して欲しい!という人にはかなりストレスな点かもしれません。さらに今回は、auやUQ mobile(UQモバイル)からの変更でも、MNP(モバイルナンバーポータビリティー:電話番号を変更せず乗り換え)としての契約が必要です。ただのプラン変更とは違うので面倒だです。「全然料金プランじゃねーわー!!!」しかし、手数料は無料です。当面は「契約解除料」「番号移行手数料」「新規事務手数料(UQ mobileでは、SIMパッケージ料金)」を一旦請求され、翌月に割り引きされます。
povo(ポヴォ)サービス開始はSIMカードのみの契約
現在eSIMに対応しているキャリアは楽天モバイルと格安SIMのIIJmioだけです。eSIMは手続きがオンラインで簡単なので、ユーザーもケータイ会社の乗り換えが簡単になります。ケータイ会社は簡単に乗り換えされたら困るのでeSIMの対応にいい反応をみせていませんでしたが、povo(ポヴォ)をはじめドコモ・ソフトバンクも対応予定となりました。povo(ポヴォ)はサービス開始時点では、SIMカードのみの契約ですが、のとのち「eSIM」も対応します。「eSIM」対応の機種はiPhone XS以降で、オンラインでダウンロード契約ができスグ使えます。他のスマホの場合はSIMカードが届くまで使えません。今後端末を一緒に契約できるようになっても、eSIM搭載の機種が販売されるかは不明です。最新端末も欲しい場合は別ルートなります。購入方法は3種類あります。
端末もpovo(ポヴォ)変更と同時に購入ができるようになっても、端末の分割契約ができるかどうかは今のところ未定です。
povo(ポヴォ)は端末のセット販売がない
2021年2月現在ではpovo(ポヴォ)のサイトで端末販売は予定されていません。このまま販売がなければ、povoと端末のセット購入(契約)はできません。また、au OnlineShopではスマホだけの購入ができません。必ず回線もセット販売なので、auの端末だけが欲しいときはau取扱店に行く必要があります。一方、ドコモやソフトバンクのオンラインショップはスマホのみの購入ができます。
povo(ポヴォ)の対応端末/iPhoneは使える?
2021年2月現在でpovo(ポヴォ)の対応端末は発表されていいないので、iPhoneが使えるかどうかも不明です。iPhoneは国内シェアで4割と言われているのにpovo(ポヴォ)で使えないのは考えにくいため、機種にもよってはiPhoneに対応するんじゃないでしょうか。(iPhoneの古い機種は微妙)少なくともauで購入したスマホは利用可能なハズです。同じくSIMフリースマホもauの対応バンド・auVoLTEに対応していれば規格上は使えます。
Apple Watchを使っている人は要確認
Apple Watchには「GPSモデル」と「GPS+Cellularモデル」の2種類があり、au・docomo・ソフトバンクなどのキャリア契約でApple Watchを使っている方の場合、povo(ポヴォ)に乗り換えるとCellular版のモバイル通信(Apple Watch単体で使える機能)が使えなくなる可能性があります。povo(ポヴォ)で対応しないと「GPS+Cellularモデル」でも常に「モバイル通信機能がオフの状態」になり、実質的にGPSモデルと同じ使い方しかできません。情報が公表されていないので正式に発表されるまでは乗り換えを待ちましょう。
povo(ポヴォ)にするならスマホの補償がない
povo(ポヴォ)にしたらモバイル保険も検討しましょう。モバイル保険は月額700円でさまざまな補償が受けられます。3台まで登録ができ、通信キャリアが変わってもそのまま補償の対象とで、郵送修理や預かり修理などが可能です。補償なしで修理するととんでもなく高額になることも多いので、対策しておきましょう。キャリアの補償保険は修理中の間代替えのスマホを借りれますがモバイル保険は代替えスマホがありません。2日修理にかかるとしたら2日間スマホがない生活になります。キャリア補償の場合は、新しいスマホ(中古の場合もある)の丸ごと取り換え(データを他の端末に入れ替える)もありますが、モバイル保険は端末を直に直します。
povo(ポヴォ)の20GBで2,480円はお得なのか?
povo(ポヴォ)には20GBプラン一択しかできませんが、実際のところ20GBも使うのか?という疑問。1GBの説明はしましたが、YouTubeの480p(中画質)約120分なのでその20倍の40時間くらいみれるくらいです。データ容量は他にもメールやLINEや電話や検索で利用するので、その配分は人によって違います。
総務省の携帯電話ポータルサイトによるデータ消費量は月2GB以下の人が49.5%です。
家や会社のwi-fiを利用していればさほど使わないのかな?という感じです。明らかにwi-fiのない環境で動画やゲームをする!という人はpovo(ポヴォ)に乗り換えたほうが安くなりますが、ほとんど容量を使わない人はUQモバイルに乗り換えのほうが良いかもしれません。
UQモバイルの「くりこしプラン」はauと同じ速度で使えます。
くりこしプラン | 月額料金 | データ量 | 低速(節約モード) |
S | 1,480円 | 3GB | 300kbps |
M | 2,480円 | 10GB | 1Mbps |
L | 3,480円 | 20GB |
月のデータ量でプランが選べて、データ消費なしの節約モードが使えて、余ったデータ容量も翌月に繰越ができます。3GB以下ならUQモバイルのSプランのほうが断然お得ですが、Mプランを選ぶと同額の2,480円で10GBも差があるのでpovo(ポヴォ)がお得です。Lプランの場合は、同じ容量で1,000円も違うのでpovo(ポヴォ)が断然お得です。
povo(ポヴォ)は家族割引が適用されない
auやUQ mobile(UQモバイル)のプランにを利用中の人は、家族割引やauひかり割引で料金が安くなっている場合があります。povo(ポヴォ)に切り替えると、今まで適用されていた割引が一切ありません。
povo(ポヴォ)に切り替えない側の家族は、誰かがpovo(ポヴォ)に切り替えた場合、家族割の人数が減るので割引が減る予定でしたが、改定され「2021年夏までに加入すれば、早期申込特典として家族割カウントの対象とします。」と発表しました。
つまり、家族の誰かが2021年夏までにpovo(ポヴォ)に加入であれば、残された家族のauプランの割引額に変更はない、ということになります。
auスマートバリュー | 「auひかり」や「auスマートポート」をセット契約で家族みんなのスマホが最大月々1000円割引 |
家族割プラス | 対象プランに加入中の同居家族の人数に応じて月々の料金が割引 |
2021年の秋(いつなんだ?)以降にauプランからpovo(ポヴォ)に切替した場合は、上記2つの割引はなくなります。4人家族全員がauを契約をしていた場合で検証してみます。※2021年3月以降のプランで検証
父:使い放題MAX →現状維持
母:ピタットプラン(1GB以下)→現状維持
娘:使い放題MAX )→povo(ポヴォ)に変更
息子:使い放題MAX→povo(ポヴォ)に変更
※表はスクロールできます。
父 | 母 | 息子 | 娘 | |
ケータイ料金 | データMAX 4GLTE 7,650円 |
ピタットプラン 4G LTE(1G) 3,150円 |
データMAX 4GLTE 7,650円 |
データMAX4 GLTE 7,650円 |
①家族割プラス(4名) | -2,020円 | -1,000円 | -2,020円 | -2,020円 |
②auスマートバリュー | -1,000円 | ― | -1,000円 | -1,000円 |
③2年契約N | -170円 | -170円 | -170円 | -170円 |
請求額 | 4,460円 | 1,980円 | 4,460円 | 4,460円 |
↓↓↓
父 | 母 | 息子 | 娘 | |
ケータイ料金 | データMAX 4GLTE 7,650円 |
ピタットプラン 4G LTE(1G) 3,150円 |
データMAX 4GLTE 2,480円 |
データMAX 4GLTE 2,480円 |
①家族割プラス(4名) | -500円 | -500円 | ― | ― |
②auスマートバリュー | -1,000円 | ― | ― | ― |
③2年契約N | -170円 | -170円 | ― | ― |
請求額 | 5,980円 | 2,480円 | 2,480円 | 2,480円 |
データMAX4GLTEが対象の家族割プラスの場合、人数が2人で-500円、3人以上で-1,000円と、4人以上で-2,020円の割引になります。ややこしいのが「プラン」ごとに割引金額が違います。上記の場合、母だけプランが違うので家族割プラスも-1,000円です。母も3人と同じプランなら-2,020円の割引になりました。あと1GBの契約なので母だけスマートバリュー割引もありません。これだけややこしい作りになっています。わざとだよねーーー( `ー´)ノ
この場合で子供二人がpovo(ポヴォ)に切替した場合、各2,450円で安くなりました。両親は子供2人が抜けたので割引率が下がり合計請求額が高くなりました。各自で支払いをしている場合、子供2人は自分で手続きをするので安くなるのはわかっていますが、それを両親に言ってないと両親は「高くなってる!」と慌てることになります。povo(ポヴォ)にすることで家族割から抜ける事を、家族にあらかじめ言っておいたほうがいいでしょう。
povo(ポヴォ)だと「タブレットのデータシェアプラン」の月額が高くなるかも
「タブレットのデータシェアプラン」の利用ができるかは未定です。もし利用不可の場合は、シェアが出来なくなり、タブレットの値段が数千円上がります。また、auではApple Watchが単体で通信できるようになる「ナンバーシェア」や、留守番電話の音声がファイルとして送られてくる「ビジュアルボイスメール」をすべて契約できますが、UQ mobile(UQモバイル)ではナンバーシェアが利用できません。
UQ mobile(UQモバイル)同様に、povo(ポヴォ)でもこれらのApple Watchのサービスが非対応になる可能性があります。これらのセット端末がどうなるかも情報公開されてから変更するかを決断しましょう。スマホ代金が値下げしても、他が上がったり、使っていたものが使えなくなると本末転倒となります。
povo(ポヴォ)のメリットとデメリットのまとめ
povo(ポヴォ)のメリットをまとめました。
povo(ポヴォ)に変更した方が良い人とそうでない人
ここまでpovo(ポヴォ)のメリットとデメリットを説明してきましたが「結局povo(ポヴォ)に買えた方がお得なの?」という疑問が出てきますね。povo(ポヴォ)に変更した方が良い人とそうでない人をまとめてみました。
変更をした方が良い人 |
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変更をしない方が良い人 |
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月のデータ使用量が3GB以下なら、UQ mobile(UQモバイル)の3GB以下のプランの方が安いです。20GB以上の場合は、3月以降使い放題MAXが今の50GBプランより値段が下がるのでオススメです。
データ通信のほとんどがLINEならソフトバンクのLINEMO(ラインモ)の方がLINEが無制限で使い放題なのでお得です。
5分間かけ放題を付けたいならドコモのahamo(アハモ)のほうがお得です。
現状、povo(ポヴォ)が最下位な内容ではありますが、他社に切り替えると手数料がかかるのでそこだけですかね?という感じです。
povo(ポヴォ)で現時点で未定のもの
povo(ポヴォ)でまだ正式に発表されないものをまとめました。
まとめ
povo(ポヴォ)は発表が一番最後だったので発表待ちの内容も多くありますが、従来のauとは異なる新しい料金プランです。3月以降はKDDIだけではなく、ドコモやソフトバンクでも新しいサービスがスタートします。最新の情報で自分に合うプランを見つけて低価格に節約生活を送りたいですね。