お昼ご飯を買いに毎日ローソンに行きます。でも、毎日見るローソン銀行のATMは地方銀行の残高照会をする以外利用したことがありません。一体どんなメリットがある銀行なのか?全く知らなかったので、今回調べてみることにしました。まったくの初心者でもわかるように、同じく初心者の私目線で記事をまとめてみたので参考にsてみてください。
ローソン銀行とは?
ローソン銀行は、大手コンビニエンスストア「ローソン」が主導になり独立した銀行です。2016年11月に「ローソンバンク設立準備株式会社」として設立され、2018年7月に株式会社ローソン銀行へ商号変更しました。2001年に始まったATM事業ローソン・エイティエム・ネットワークスからのスタートで、企業理念は「私たちは”みんなと暮らすマチ”を幸せにします」。
全国にあるローソンを活かし、90以上の金融機関と提携したATMを設置しさまざまな金融サービスを提供しています。クレジットカードの「ローソンPontaカード」は、ローソンで最大4%還元でお得です。ネットバンキングもできるのでローソンが近くにあるは日常の生活において活用できます。新しい決済システムの開発にも力を入れていて、一部店舗で導入されている「ローソンスマホレジ」は画期的な取り組みで、スマホアプリでローソン店内の商品のバーコードを読み取り決済できる会計システムです。
ローソン銀行のATMと振込手数料
ローソン銀行にかかる手数料は2種類で「ATMの利用手数料」と「振込手数料」です。どちらも利用時間帯によって料金が変動します。
ローソン銀行ATMの手数料
ローソン銀行のATM手数料は、ゆうちょ銀行・メガバンクと比較すると標準的です。無料回数がないのでネット銀行と比べるとやや高めですが、「預け入れ」「引き出し」は平日も土日祝日も7時から19時まで無料です。よく使う時間帯の手数料が無料なのでかなりお得と言えます。
取引内容 | 0~7時 | 7~19時 | 19~24時 |
入出金 | 100円 | 無料 | 100円 |
同行あて振込 | 150円 | 50円 | 150円 |
他行あて振込 | 300円 | 200円 | 300円 |
残高照会 暗証番号の変更 |
無料 |
※税抜表記です。
ローソン銀行の振込手数料
振込手数料は、曜日・時間帯問わず同じ手数料で利用できます。ローソン銀行宛か他行宛てかで料金は違います。
※税抜表記です。
注意が必要なのが、ATMから振込をする場合です。ローソン銀行のキャッシュカードをATMに入れて振り込むと、ATM手数料+振込手数料の2つの手数料がかかります。
※税抜表記です。
※税抜表記です。
振込手数料だけかと勘違いしてしまうので注意しましょう。ローソン銀行で振り込む場合は、パソコン・スマホからネットバンキングの「ローソン銀行ダイレクト」で振込すれば、振込手数料だけで送金できます。
取引状況に応じて優遇される会員制度はなし
他のネット銀行などでは、条件をクリアすると(取引実績や預金残高など)ATM手数料や振込手数料が無料になります。楽天銀行のハッピープログラム、住信SBIネット銀行のスマートプログラム、ソニー銀行のClub Sなど。なので、早朝や夜間のATM利用、振り込みが多い場合、他のネット銀行を活用してもいいかもしれません。
ローソン銀行の支店名は誕生月によって決定
ローソン銀行の支店名は会員の誕生月によって決まります。しかも、ローソンで販売している商品メニューにちなんだ支店名です。遊び心があって愛着が沸く楽しい設定になっています。
ローソン銀行の特徴
ローソン銀行の特徴をみていきましょう。特徴はメリットにもなりデメリットともなるのでしっかり覚えておきましょう。
ローソン銀行はATMの台数が多い
ローソン銀行のメリットともいえますがATMの設置台数が多いです。47都道府県のすべてのローソンに設置されていて、ナチュラルローソンの一部、ローソン100の一部も合わせると、2020年3月現在で13,367台あります。これは、セブン銀行の25,215台に次いでシェア2位の多さで、提携金融機関の数は124社あり、各銀行だけでなく生保や証券会社、クレジットカードのキャッシングなどにも利用できます。
ネットバンキング機能「ローソン銀行ダイレクト」が使える
ローソン銀行の口座を持っていると、無料でインターネットバンキングサービスの「ローソン銀行ダイレクト」が利用できます。ローソン銀行ダイレクトでは、PC・スマホ・タブレットから24時間365日いつでも取引ができます。スマホでの利用ならローソン銀行ダイレクトアプリが便利です。普通口座を開設したあと、ホームページから初回登録すればすぐに利用できます。
ローソン銀行ダイレクトを使えばATM手数料がかからないのでコスト削減になりお得です。アプリのほうは、Windowsフォン、ブラックベリーに対応していませんが、日本でのユーザーはほとんどいないので問題ないでしょう。
ローソン銀行口座からチャージができる
ローソン銀行口座からauPAYとWeb Moneyプリペイドカードのチャージができます。auPAYチャージキャンペーンで5%ポイント還元なども開催されているのでオトクにチャージできます。
完了後はアプリ残高を確認しましょう。
「かんたん口座開設」で申込すると100ポイントもらえる
ローソン銀行を開設する際に、かんたん口座開設を利用すれば100Pontaポイントがもらえます。かんたん口座開設は、必ず口座アプリから開設しないといけません。内容は、免許証・マイナンバーカード・在留カード・特別永住権証明書など、身分証明を撮影して送信します。キャッシュカードが到着したら、PontaIDを忘れずに登録することがポイント取得の条件です。
詳しくは【ココ】から
ローソン銀行はセキュリティがすごい
ローソン銀行のセキュリティは高く、不正対応としては「通信の暗号化」「不正侵入を24時間365日監視」など、さまざまなセキュリティを完備しています。フィッシング詐欺・通信内容の盗聴対策、なりすまし対策などもしていますが、ユーザー側にもPC・スマホのアンチウィルス導入やOCの定期的アップデート、不審ファイルへのアクセス注意喚起を推奨しています。
ローソン銀行は預金の金利が高い
ローソン銀行では「普通預金」「定期預金」の2種類の預金が用意されています。外貨預金は対応していません。それぞれの金利が他のネットバンクと比べて高めです。
ローソン銀行の「普通預金」の金利
普通預金の金利は、300万円が境目となり0.001%と0.15%です。セブン銀行・ジャパンネット銀行の金利は金額にかかわらず年0.001%なので、300万円以上の預金がある場合はローソン銀行のほうがお得です。
楽天銀行は、普通預金で0.02%・楽天証券を絡めたマネーブリッジ利用者なら0.10%・楽天カードの利用分の引落がある場合は0.04%と条件つきで高金利となります。(2021年1月現在の金利)
ローソン銀行の「スーパー定期」の金利
スーパー定期預金は、1ヶ月~10年までの預入期間が用意されていて、短期から長期まで選択できます。
定期預金も他のネット銀行に比べて高金利で「スーパー定期」で金利0.030%となっています。セブン銀行で0.01%、楽天銀行やジャパンネット銀行でも0.02%なので、ローソン銀行のほうがお得です。
ローソン銀行の「期日指定定期預金」の金利
ローソン銀行の定期預金には、「スーパー定期預金」以外に、満期の期日を指定できる「期日指定定期預金」というユニークな定期預金もあります。
期日指定定期預金は、1年間の据え置き期間が終われば、自分の都合で満期日を決められ1年以上3年以下の範囲で好きな期日を満期にできる定期預金です。自分で満期日を選べるのは珍しいです。
使い方としては、「1年8ヶ月後に旅行にいくので貯金しておく」などです。中途半端な月数でもOKなので便利に使えます。満期後もそのまま預けておく「元利継続型」の設定もできるので、満期日にすぐに引き下ろす必要はありません。そのまま貯金として置いておくことも可能です。そして、ボーナスの時期に高金利のキャンペーンを開催していて、この時期は利用するとさらなる高金利が実現します。
ローソン銀行の預金金利は、他のネット銀行と比べて金利が高いといえども1%に満たないレベルでの金利なので、庶民としては「別にぃ~」という判断材料にしかなりません。イメージてきにローソン銀行は、預金よりATM事業やキャッシュレス決済などをメインに力を入れていくような感じです。ローソン銀行は、貯金より普段使いに使うのが便利かもしれません。
ローソン銀行はネット入金サービスができる
ローソン銀行には、ローソン銀行口座から、証券会社・FX会社などの口座への「ネット入金サービス」があります。ネット入金サービスは即時反映されるので、証券口座に投資をしたい瞬間すぐに資金を移動できるので、タイムラグのリスクがなくなります。入金の反映が遅いと損するリスクがあるので即時入金は大きなメリットです。
利用するには、ローソン銀行ダイレクトの登録が必要です。その後、自分が登録している証券・FX会社の会員サイトにログインし、「リアルタイム入金」「即時入金」「クイック入金」など(会社によって名称は相違)を選択して、ローソン銀行を選ぶと即時入金ができるようになります。現在は、外為ファイネスト、ヒロセ通商株式会社、JFX等が対応しています。
ネット入金サービスは振込手数料が無料です。
売上金入金サービス「金庫がわりクン」
支店展開をしている事業者におすすめなのが「ATM入金サービス 金庫がわりクン」です。これを利用すると、入金専用カードで全国のローソン銀行のATMで入金できます。銀行が近くにない!銀行のATMが終わる時間より長く営業している!など毎日の店舗の売上金の保管のリスクも無くなります。本社側は「ローソン銀行ダイレクト」で簡単に残高・入金明細が確認できるので、複数店舗の売上金も一元管理することができます。
詳しくは【ココ】から
ローソン銀行はデビットカードを発行していない
ローソン銀行は、デビットカードを発行していません。キャッシュカードにデビット機能があると、クレジットカードのように手元に現金が無くても銀行口座から即時引落しで買い物ができ、いつどこでどんな買い物をしたかの履歴も残るので便利です。しかし、ローソン銀行のキャッシュカードにはデビットカード機能が付いていないのでデビット機能を使いたい人には向いていません。
ローソン銀行は公共料金の口座振替に対応していない
ローソン銀行は、ローソンPontaプラス以外のクレジットカード引き落とし、公共料金などの口座振替に対応していません。しかし、公共料金の支払いを「ローソンPontaプラスカード」に設定しておけば、間接的に公共料金が引き落とせます。また、ローソン銀行ダイレクトから「クレジットカード入会申込」をしておけば、入会申込みをした時点で、ローソン銀行をクレジットカードの引落し口座に指定できます。
ローソン銀行は未使用口座管理手数料が発生する
ローソン銀行は未使用口座管理手数料1,200円(税抜)が発生します。「未使用口座」とは、口座残高が1万円未満(9,999円以下)の状態で最後の預け入れ(または払い戻し)から2年以上1度も預け入れ、払い戻しがない状態をさします。いわゆる休眠口座ですね。「通帳もないのにそんなん分かるか!」となりますが、いきなり手数料が引き落としされる事はなく、未使用口座となるとメール等で案内が届きます。メール到着後3ヶ月以降もなにも対応しなかった場合、3か月後の月末日に毎年1,200円(税抜)を負担しなければなりません。これは知らないとヤバい!!!
残高が1,200円未満で手数料が引落しできなかった場合、自動解約となることもあります。しかし、残高が1万円未満でも手数料がかからない条件が3つあります。
期限内に下記のいずれかの取引をすれば手数料はかかりません。
一番簡単なのは、「ローソン銀行ダイレクトにログイン」なので定期的にログインしておきましょう。
ローソン銀行のメリットとデメリット
ローソン銀行の機能をメリット・デメリットに分けてみました。
ローソン銀行の口座開設方法2つ
では、ローソン銀行の内容とメリット・デメリットが分かったところで、実際にローソン銀行の口座を開設してみたい!と思った人に方法を説明しておきます。
開設方法は2種類で、「PCからWebで申込み」か「スマホアプリをダウンロード」になります。口座開設に必要な書類と、口座開設アプリのダウンロードの手順を解説します。
ローソン銀行の口座開設に必要な書類
ローソン銀行の口座を開設するには下記の身分証明書が必要です。
※表は横にスライドできます。
申込方法 | 必要書類 | |
アプリから申込み |
のいずれかを撮影した画像をアップロード |
|
Webから申込み | 発行日から6ヵ月以内の
の「いずれか1点」と「申込用紙」を一緒に郵送 |
|
の「いずれか2点のコピー」と「申込用紙」を一緒に郵送 |
||
の「いずれか1点のコピー」 |
の「いずれか領収書」の原本かコピー1点 |
|
「上記の2点」と「申込用紙」を一緒に郵送 |
Webからだと、わざわざ取りに行かないといけない書類や2点をコピーとか、入力させといて申込用紙自体を印刷してしかも郵送!とか!!!
どう考えてもメンドクサイのでアプリのほうが断然ラクに申込できます。
口座開設アプリのダウンロード方法
スマホと本人確認書類があれば簡単に口座開設の申し込みができます。iPhoneを利用している人ならApp Store、AndroidならGoogle Playからアプリをダウンロードしましょう。
申し込み受付が完了すると受付番号が表示されます。これは、お問い合わせのときに必要なのでスクショして保存しておきましょう。
ローソン銀行が発行するクレジットカード「ローソンPontaプラス」
ローソン銀行はクレジットカードの「ローソンPontaプラス」を発行しています。入会金・年会費などはすべて無料で、分割払い・リボ払い・キャッシング等を使わなければ手数料は一切無料です。一番のメリットは、ローソンで「ローソンPontaプラス」を使って支払いするとPontaポイントが最大4%還元されるところです。コンビニ系クレジットカードの中ではトップクラスでお得な還元率です。
利用時間帯 | ローソン | ローソン以外 |
0:00~15:59 | 200円(税抜) ごと2P |
200円ごと(税抜) 4ポイント |
16:00~23:59 | 200円(税抜) ごと2P |
ローソン以外でのカードショッピングでは、還元率は200円(税抜)ごとに2ポイントで1%です。Pontaポイント加盟店では共通ポイントとクレジットポイントを二重取りできます。ローソンを日常的に使う人は持っていて損はないお得なクレジットカードです。他にもカード発行で特典が付きます。(2021年1月現在)
入会特典 | ・新規入会でもれなく1,000ptプレゼント ・条件達成で最大4,000ptプレゼント |
ユナイテッド・シネマ 特別優待 |
ユナイテッドシネマ映画鑑賞がいつでも1,500円 |
ホテルズドットコム 特別優待 |
ローソンPontaプラスの決済で国内・海外のホテル や旅館が最低価格からさらに最大8%OFF |
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まとめ
ローソン銀行の内容を解説は以上になります。ネット銀行がどんどん増えていくと思うので今後の比較として参考になればうれしいです。メガバンクや地方銀行などより利便性を追求するなら、身近なコンビニで利用できるローソン銀行がおすすめです。地方ではセブンイレブンがなかったりするのでローソンのほうがどこにでもある!という印象から…。そして、スマホ・PC・タブレットからいつでも気軽にアクセスもでき、ATMで電子マネーを現金化、おつりの自動積立貯金、コンビニでの投資信託の購入などが計画されています。今後もさらに成長が期待できる銀行の1つです。メリットを活用して賢くお得に利用してみましょう。