「Kyash(キャッシュ)ってよく聞くけど何につかうの?」
「Kyash(キャッシュ)はお得なの?」
と、いまいちKyash(キャッシュ)の存在がわからない!という人は多いと思います。
「Kyash(キャッシュ)」は、スマホで作れるバーチャルなVisaプリペイドカードで、年齢制限も与信審査もありません。実店舗で利用したい場合は、リアルカードも発行できます。ポイ活する人にはポイントを二重取りできることでお馴染みですが、今回は「Kyash(キャッシュ)」への残高チャージでお得にポイントが貯めれるクレジットカードの紹介をします。
Kyashはポイントの多重取りができるから人気
2021年2月の改定(改悪)により、「メリット」と胸を張っていえるメリットではなくなったのですが、いちおう説明しておきます。
Kyash(キャッシュ)は、VISA加盟店で使えるプリペイド式カードのキャッシュレス決済サービスです。ネット決済だけで利用する場合は、専用アプリのバーチャルカードだけで支払いができ、実店舗でも利用したい場合はリアルカードの発行が必要です。発行されるカードはVisaなので、Visaのクレジットカード加盟店でKyash(キャッシュ)が使えます。(一部店舗除く)送金や割り勘機能もあります。
詳しくはココから↓
このカードはプリペイドカードなのでクレジットカードと違い、入金した分だけ支払に使えます。nanacoや楽天Edyなどと仕組みは同じですが電子マネーには分類されません。
チャージ式のメリットとして「チャージポイント」が還元されます。
クレジットカードからチャージした「Kyashバリュー」で決済をすると支払額の0.2%のポイント還元があります。KyashCard(キャッシュカード)、KyashCard Lite(キャッシュカードライト)、KyashCard Virtual(キャッシュカードバーチャル)ともに同還元率です。
この「Kyash決済の還元ポイント」+「クレジットカードからのチャージポイント」ででポイントが2重取りできます。
Kyash利用ポイント
+
クレカからのチャージポイント
=
ポイント2重取り
Kyash(キャッシュ)に現金チャージしてもポイントはもらえませんが、クレジットカードでチャージするとクレジットカードのポイントが発生します。
ポイントが2重にとれるので少々手間でも、わざわざKyash(キャッシュ)を使う理由はこのためです。
Kyash(キャッシュ)×スマホ決済でポイント最大3重取り
Kyash(キャッシュ)とスマホ決済アプリを連携させることで、最大ポイントの3重取りが可能です。
- クレジットカードからKyashにチャージポイント
- 共通ポイントカード提示ポイント
- スマホ決済の決済ポイント
スマホ決済と紐づけできるようになったのは、新KyashCardが3Dセキュアに対応したからです。
さらに、コンビニなどでは独自のポイント付与のシステムがあるのでそれと合わせるとポイント4重取りが完成します。
例えばローソンでの場合、「Pontaポイント」「dポイント」等の200円購入につき1ポイント獲得できます。
プリペイドカードならポイント3重取りが可能!
他にも、Kyashでポイントの3重取りが可能なサービスには以下のようなものがあります。
【要注意】Kyash決済で損する場合がある
Kyash Card(キャッシュカード)の「Kyashバリュー」決済での還元率は0.2%と改悪となりましたが、それでも還元率1%のクレジットカードでチャージすることで合計1.2%となり少ないながらもプラスですが、還元率が0.5%のクレジットカードでチャージすると合計0.7%となるので、現金チャージした「Kyashマネー」で決済したほうが1%なので損することになるので注意してください。
他にも、各クレジットカードの特約店で支払いをする場合も注意です。クレジットカードは特定の店舗で還元率がアップします。例えば、dカード特約店では通常ポイントの他に、ボーナスポイントが付与されます。還元率が2%とかになるとKyashで決済するよりお得になるのでそのままdカードで支払いしたほうがお得です。
このようなケースではKyashCard(キャッシュカード)を使わない方が断然お得ということになります。チャージ用のクレジットカードやキャッシュレス決済のポイントUP先をしっかり理解した上で、どれで使うか判断しましょう。
年齢制限なしでVISAカードが使える
Kyash(キャッシュ)の利用には年齢認制限がないので、審査もなく誰でも発行できます。一定金額内なら本人確認も不要です。高校生や、クレジットカードを持てない人にはクレジットカードと同じように利用できるので人気です。
Apple Pay・QUICPayに対応している
Kyash(キャッシュ)はQUICPay(クイックペイ)に対応しており、Google Pay(グーグルペイ)やApplePay(アップルペイ)に登録すると、QUICPay(クイックペイ)としてコンビニなどで利用できます。スマホを専用端末にタッチするだけで決済が完了するのでよりスマートな決済が可能です。QUICPay(クイックペイ)で利用してもポイント還元の対象となりました。
バーチャルカードと2種類のリアルカード
引用元:Kyash公式HP
Kyash(キャッシュ)は最初バーチャルカードとリアルカードの2種類でしたが、2020年4月から新たなリアルカード「Kyash Card(キャッシュカード)」が仲間入りしました。
従来のリアルカードは「KyashCard Lite(キャッシュカードライト)」、バーチャルカードは「KyashCard Virtual(キャッシュカードバーチャル)」という名称に変更されています。
※表は横にスライドできます。
カード比較表 | ||||
残高 | KyashCard 新リアルカード |
KyashCard Lite 旧リアルカード |
KyashCard Virtual バーチャルカード |
|
発行手数料 |
900円 | 300円 | 無料 | |
年会費 |
無料 | 無料 | 無料 | |
ポイント 還元率 |
マネー | 1% | 0.5% | 0.5% |
バリュー | 0.2% | 0.2% |
0.2% |
|
ポイント 還元上限 /月 |
マネー | 100pt |
100pt | 100pt |
バリュー | 1200pt | 600pt | 600pt | |
決済上限/回 |
30万円 | 10万円 ※本人認証なし5万円 |
10万円 ※本人認証なし3万円 |
|
決済上限/月 |
100万円 | 15万円 ※本人認証なし12万円 |
15万円 ※本人認証なし5万円 |
|
本人確認書類 |
必要 | 不要 | 不要 | |
国内利用 |
〇 | 〇 | オンライン 決済のみ |
|
海外利用 |
〇 | オンライン 決済のみ |
オンライン 決済のみ |
|
QUICPay |
〇 | 〇 | 〇 | |
Visaタッチ決済 |
〇 | ― | ― | |
ICチップ (4桁暗証番号) |
〇 | ― | ― |
新 Kyash Cardの追加機能
- ICチップ付き(4桁暗証番号)
- Visaタッチ決済利用可能
- 海外の実店舗でも利用できる
- 1回あたりの決済上限が30万円
- 月あたりの決済上限が100万円
- 発行手数料900円
- 本人確認書類が必要
Kyash Card(キャッシュカード)は、上記のように機能がUPしましたが、発行手数料900円と申込時に本人確認書類が2点必要になりました。
カードは1日(24時間)につき1枚、合計で5枚までKyash(キャッシュ)に登録できます。クレジットの他、コンビニエンスストア、銀行(ペイジー)経由でもチャージできます。
KyashCard Liteの変更点
【名称】
リアルカード → Kyash Card Lite
【ポイント還元率】
0.5% → 0.2~1%
【発行手数料】
無料 → 300円
Kyash Card(キャッシュカード)登場により、Kyash Card Lite(キャッシュカードライト)は改悪としか言いようのない規定に変更されました…。
発行手数料300円負担&ポイント還元率が半減の0.2~0.5%…。強制的にKyash Card(キャッシュカード)を作るしかないような改定ですね…。
Kyash(キャッシュ)登録におすすめのクレジットカード
では、実際にKyash(キャッシュ)に登録するクレジットカードは、どれがお得なのか?
すべてのクレジットカードがKyash(キャッシュ)へのチャージでポイント付与をしているわけではないので、今回はポイント付与になっているお得なカードを集めてみました。効率よくポイントを貯める目安として次の点を覚えておきましょう。
- 国際ブランドが VISAかMastercard
※JCBとプリペイドカードは不可 - ポイント還元率の高いクレジットカード
※KyashチャージP対象 - 年会費無料
ポイント二重取りのメリットを最大にするためには、ポイント還元率が高いカードを利用しましょう。もちろんKyash(キャッシュ)チャージでポイント付与対象のクレジットカードじゃないといけません。さらに、チャージに関するポイント還元の条件は日々変化するので、チャージポイント対象のクレジットカードが複数あればすぐに切替できて安心です。
リクルートカード
リクルートが発行する年会費無料で、ポイント還元率が1.2%という高還元が特徴のクレジットカードです。貯まるポイントは「リクルートポイント」で、じゃらん・ホットペッパービューティーなど、リクルート関連サービスで利用するか、Pontaポイントに1:1の等価交換ができます。ローソンをよく利用する人にもおすすめです。
国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCBの3種類から選べますが、JCBブランドは「Kyash(キャッシュ)」にチャージできないので、VisaかMastercardブランドを選んでください。リクルートカードと「Kyash(キャッシュ)」を組み合わせたときの合計の還元率は1.4%です。月間利用金額3万までなら、nanacoチャージでもポイントが貯まる点もメリットです。
https://www.chocho-life.com/recruit
楽天カード
2022年7月から楽天カードからKyashへのチャージでのポイントは0%になります。
こーゆーチャージ系ではポイントあげないクレジットカードって増える一方なので要注意です。
https://www.chocho-life.com/rakutencard
PayPayカード
ヤフーカードから名前が変わったPayPayカードでKyashチャージはポイント還元の対象の様子。PayPayカードの公式HPには、
ポイント対象外
PayPay決済、PayPay残高チャージ、nanacoクレジットチャージ、Tマネーチャージ
と記載されているので一応対象でしょう。
PayPayカードは、年会費無料で通常の還元率が1%のクレジットカードです。貯まるポイントがTポイントなので使える場所が多いく使い勝手が良いです。特にYahoo!ショッピングやLOHACOの利用で通常でもポイント3倍(一部PayPayボーナス)などキャンペーンでポイントアップしたりします。さらに、スマホ決済アプリのPayPayでチャージができるクレジットカードはPayPayカードのみですが、改悪されてチャージによるポイント付与はなくなりました。国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCBの3種類から選べます。JCBブランドのカードは「Kyash(キャッシュ)」にチャージできないので、VisaかMastercardブランドを選んでください。Yahoo! JAPANカードと「Kyash(キャッシュ)」を組み合わせたときの合計の還元率は1.2%です。
https://www.chocho-life.com/yahoocard
リーダーズカード(Reader’s Card)
ジャックスカードが発行する初年度年会費無料のポイント還元率が1%のクレジットカードです。(次年度から30万円利用で年会費無料)
いつの間にか0.25%下がってた…(+_+)
リーダーズカードを使うと、月間利用金額に対して、「1,250円=11ポイント」のリーダーズカードポイントが付与され、「1,400ポイント=1,600円分のJデポ」の割合でJデポに交換できます。
Jデポは、次回請求金額からの値引きシステムです。国際ブランドはMastercardのみです。リーダーズカードと「Kyash」を組み合わせたときの合計の還元率は1.2%。
レックスカード(REX CARD)
ジャックスカードが発行する年会費無料のポイント還元率が1.25%のクレジットカードです。REX CARD(レックスカード)を使うと、月間利用金額に対して、「2,000円=25ポイント」のREX ポイントが貯まり、「2,500ポイント=2,500円分のJデポ」の割合でJデポに交換できます。Jデポは、次回請求金額からの値引きシステムです。国際ブランドは、Mastercard、Visaの2種類から選べます。REX CARD(レックスカード)は、リーダーズカードとは違い、Gポイントへの交換ルートありません。また、nanacoチャージではポイントが貯まりません。REX CARD(レックスカード)と「Kyash(キャッシュ)」を組み合わせたときの合計の還元率は1.45%です。
https://www.chocho-life.com/rexcard
オリコカードザポイント(OricoCard THE POINT)
オリコが発行する年会費実質無料のポイント還元率が1%のクレジットカードです。しかも、入会後6カ月間は還元率2%にアップするので、「Kyash(キャッシュ)」に紐付けで合計還元率は3%になります。国際ブランドは、Mastercard、JCBの2種類から選べます。JCBブランドのカードは「Kyash(キャッシュ)」にチャージできないので、Mastercardブランドを選んでください。OricoCard THE POINTと「Kyash(キャッシュ)」を組み合わせたときの最大の還元率は1.2%です。
https://www.chocho-life.com/oricocardthepoint
アンドロメダカード
ジャックスカードが発行する年会費実質無料のポイント還元率が1%のクレジットカードです。アンドロメダカードを使うと、月間利用金額に対して「100円=1円」のGoogle Pay(グーグルペイ)専用デポジットが貯まります。Google Pay(グーグルペイ)専用デポジットの使い方は簡単で、Android端末にGoogle Pay(グーグルペイ)アプリを入れてアンドロメダカードを設定するだけ。店頭でGoogle Pay(グーグルペイ)払い(QUICPay/クイックペイ)をすると、貯まっているGoogle Pay(グーグルペイ)専用デポジットが自動的に適用され、請求時に自動的に値引きされます。毎月第1日曜日に還元率が1.5%にアップします。「100円=1.5円」のGoogle Pay(グーグルペイ)専用デポジットが貯まります。国際ブランドはMastercardのみです。アンドロメダカードと「Kyash(キャッシュ)」を組み合わせたときの最大の還元率は1.2%です。
マイラー向けのKyash(キャッシュ)におすすめのクレジットカード
ANAマイラー向けにおすすめのカードは「ANAカード」、JALマイラー向けにおすすめのカードは「JALカード」です。ただし、「Kyash」に登録できるのはVisa・Mastercardとなります。先ほどポイントで紹介した還元率の高いリーダーズカードは、ANAマイルを貯めるのにも適しています。
リーダーズカード
リーダーズカードを使うと、月間利用金額に対して、「1,250円=11ポイント」のリーダーズカードポイントが貯まり、「1,400ポイント=1,600円分のJデポ」の割合でJデポに交換できます。これで、キャッシュバック率1.25%ですね。リーダーズカードポイントには、もう一つのポイント交換先のGポイントがあり「1,400ポイント=1,600円ポイント」の割合でGポイントにも交換できます。
ANA( VISA/Mastercard)カード
ANA( VISA/Mastercard)一般カードの年会費は2,000円(税抜)。初年度無料。ANA VISA一般カードのANAマイル還元率は、通常0.5%。月間利用金額に対して「1,000円=5マイル」のANAマイル付与。
JAL( VISA/Mastercard) カード
JAL( VISA/Mastercard)カードの年会費は2,000円(税抜)。初年度無料。JAL VISAカード一般カードのJALマイル還元率は、通常0.5%。月間利用金額に対して「200円=1マイル」のJALマイル付与。
JALカードnavi
学生ならJALカードnavがおすすめ。在学中は年会費無料で、マイルの有効期限も無期限になります。また、ショッピングマイル・プレミアム(年会費3,000円)に加入なしで、月間利用金額に対して「100円=1マイル」のJALマイルが貯まります。ツアープレミアム(年会費2,000円)も無料。さらに「減額マイルキャンペーン」で、特典航空券の必要マイルが最大6割引!
支払はすべてKyash(キャッシュ)に統一でポイントを貯める
Kyash(キャッシュ)のポイントを効率的に集めるなら、日常的にKyash(キャッシュ)決済するしかないですね。特に、ネットショップではクレジット決済がメインとなっているのでAmazonでもKyash(キャッシュ)のポイントが貯まります。注意としては、Kyash(キャッシュ)で決済自体ができない商品と、決済はできてもポイントの還元の対象外となるものがあります。
Kyash(キャッシュ)で決済できないサービス
Visaカードと同じように使えるのでなんでもかんでも決済できそうですが、できないものもあります。
〈Kyashで支払えないケース〉
・毎月の継続的な支払いや、自動更新手続き(契約)が発生する加盟店
・一部の月額/継続契約
・ガソリンスタンド
・高速道路通行料金
・航空会社、航空券予約、購入
・ホテル(ホテル内の店舗)での支払い
・レンタカーのご利用料金の支払い
・各種プリペイド・電子マネーの購入・チャージ代金の支払い
nanacoクレジットチャージ/楽天Edy/Vプリカ などへのチャージ
・公共料金/電話料金/衛星放送・CATV視聴料/インターネットプロバイダー利用料/新聞購読料(電子版含む)/保険料/レンタルサーバー/ウォーターサーバー/通信教育/各種月会費など
・3Dセキュア導入のサイトでのお支払い引用元:Kyash(キャッシュ)公式HP
Kyash(キャッシュ)のポイント付与対象外のサービス
Kyash(キャッシュ)で支払いができても、ポイント付与の対象外になるものもあるので、「決済できたからポイントもらえる!」と思ったらポイントが付いてない!なんてこともあるので注意してください。
<Kyashポイント還元対象外となる取引>
・売上未確定のままのお取引
・交通機関へのお支払い(定期券、乗車券、切符、回数券、特急券などの料金)
・鉄道、バス、モノレール、ケーブルカーなど
・モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
・Apple Pay/Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
・税金のお支払い
・ふるさと納税、税金各種
・公共料金のお支払い
・寄付金のお支払い
・金券、商品券や有価証券等の現金同等物の購入
・また金券、商品券や有価証券等の現金同等物を販売しているサイトでの購入
・郵便局でのお支払い(実店舗・オンライン)
・造幣局の販売サイトでのお支払い
・代金未回収が発生しているお取引
・本人または第三者による不正利用と弊社が判断したお取引※対象外のお取引でも「獲得予定」となり通知および表示がされますが、獲得にはなりません。ご留意ください。
引用元:Kyash(キャッシュ)公式HP
まとめ
ほんとに「えーーー!」というスピードで、目まぐるしくKyash(キャッシュ)のポイント還元率ですが、今後改悪になることはあっても良くなることはなさそうな雰囲気です。なので、「今のうちに!」というのがキーワードのような流れの印象ですね。記事に記載した電子マネーやクレジットカード、もしかしたらKyash自体もどうなるかわかりません(;_;)ポイ活をしていると0.5%とか1%とか細かいレベルですが、庶民にとっては無いよりはあったほうがいい節約方法です。塵ツモですが、消費者還元事業も残りわずかなので、合わせてもらえるときにもらっておきましょう!